住民24時間態勢で消毒 えびの坂元、高野地区

(2010年5月21日付)

 懸命の防疫作業が進むえびの市で、民間主体の消毒ポイントが同市坂元・高野地区の市道沿いに18日設置された。

 消毒薬や機材こそ行政の後押しを受けているとはいえ、24時間態勢の作業人員は地区住民らで確保。市内有数の畜産団地を抱える地区の入り口で水際対策に当たっている。

 消毒ポイントは3交代(1日計6人)で運営。団地内の企業経営体の従業員が日中を担当し、地区住民が夜間帯に作業する。団地内には2万頭を超す牛、豚が飼育されており、危機意識を高める住民自らが市口蹄疫防疫対策本部に運営する意向を伝え、資機材を借り受けた。