激甚災害指定を 県市議会議長会6項目要望へ

(2010年5月21日付)

 県市議会議長会(会長・戸高裕之宮崎市議会議長)の本年度第1回定期総会は20日、小林市内であった。県内9市の議長、議会事務局長ら約30人が出席。県内で相次いで発生している口蹄疫への対応について、激甚災害に指定することなどを国に要望することを決めた。

 東京都で26日に開く同議長会の臨時総会で、本県選出国会議員に要望する内容を協議した。要望件数は、東九州自動車道の早期実現や九州横断自動車道延岡線の整備促進など14件。

 このうち口蹄疫への対応は、激甚災害に指定することやウイルス侵入経路の解明、移動・搬出制限区域内に限らず、影響を受けたすべての農家などを対象に柔軟な予算の確保などの6項目を要望する。