豪栄道、豊響の賭博問題についてコメントする境川親方=足立区内の境川部屋
境川部屋に所属する幕内の豪栄道と豊響も、野球賭博への関与を認める上申書を相撲協会に提出していたことが18日、明らかになった。幕内力士による野球賭博関与は、琴光喜、豊ノ島に続いてのもの。
東京都足立区にある境川部屋には、朝から多くの報道陣が集まった。両関取らは非公開で朝げいこを行い、部屋から出てくることはなかった。
師匠の境川親方(元小結両国)は沈痛な面持ちだった。午前と夕方の2度、部屋の前に出て報道陣に対応し「警察の指導で相撲協会に一任しており、何も言うことはありません。すいません」と目に涙を浮かべて頭を下げた。
また、午後3時ごろに部屋を訪れた警察官2人は20分ほど滞在し「交通整理などについて話し合っただけ」と言って引き揚げた。
(2010年6月18日)