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農相の不信任案提出へ 初動対応遅れ追及
(2010年5月21日付)
自民党は20日、本県での口蹄疫の感染拡大に絡み、政府の初動対応に遅れがあったとして、赤松広隆農相に対する不信任決議案を週明けにも衆院に提出する方向で最終調整に入った。否決された場合、参院に問責決議案を出す構え。社民党幹部からも政府対応を問題視する発言が出た。
自民党の浜田靖一国対筆頭副委員長は記者会見で「政府の対策本部の立ち上げが大変に遅れた。この問題についての宮崎県の現状を考えれば、心の痛む思いだ。政府が先手を打ったものは何もない」と指摘。口蹄疫発生後に海外出張した赤松氏について「やめたほうがいいと申しあげた。なぜ行ったのか国会の質疑で聞く」と徹底追及する考えを表明した。
社民党の重野安正幹事長も会見で「なぜ(感染被害が)大規模になったのかが問題だ。初動対応の遅れはあった。政府にその分の責任は当然ある」と述べ、赤松氏の責任問題に発展する場合もあり得るとの認識を示した。同時に「農林水産省の初動対応に不十分な点があったとなれば(赤松氏は)責任を取らないといけない」と強調した。公明党の山口那津男代表は党中央幹事会で、口蹄疫問題をめぐり「重要な局面迎えている。党首討論、予算委員会の集中審議を求めていきたい」と述べた。