3町13農場で疑い 県確認

(2010年5月21日付)

 県は20日、川南、都農、高鍋町の13農場で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛、豚を確認したと発表した。飼育している計4992頭はすべて殺処分される。感染・感染疑いは159例目。殺処分対象は計13万258頭(牛1万5674頭、豚11万4579頭、ヤギ5頭)となった。県は21日にも、都農町の肉用牛繁殖農場を中心に、移動・搬出制限区域を新たに設定する。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、17〜19日にかけ獣医師や農場主から通報を受け、宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査。動物衛生研究所海外病研究施設(東京)の遺伝子検査で陽性を確認した。

 このうち都農町の肉用牛繁殖農場は48例目の同町内農場より北東約6キロに位置。これに伴って、新たに設定される搬出制限区域に門川町が追加される見通し。

 13農場は養豚3、肉用牛肥育2、肉用牛繁殖8。