西都市でも感染か 市発表、200頭殺処分へ

(2010年5月21日付)

 西都市口蹄疫対策本部(本部長・橋田和実市長)は20日、市内の1農場で口蹄疫に感染した疑いがある肥育牛が見つかったことを明らかにした。同市での感染疑いは初めて。

 同本部によると、同日朝、農家から「口蹄疫のような症状の牛がいる」との連絡がJA西都を通じて市に入った。同日午後、宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査を実施。農林水産省職員が写真から疑似患畜と判断したという。

 これを受け、同本部は21日から農場にいる約200頭の殺処分を始める予定。処分後の埋却地は既に発生農場の近くに確保しており、周囲の一部市道は封鎖している。