マサ

『浮かむ瀬』

Theme: チャレンジ 学び 教育 ピグ? 2009-09-29 07:21:58
天国に行きたければ、地獄を見る覚悟がなくてはなりません。

楽なことばかりを夢見て、楽な道ばかりを選ぼうとするから、途切れることなく地獄が続くのです。

人生の転機は、「逆説」のなかにあります。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という諺(ことわざ)があります。

一身を犠牲にするだけの覚悟があって、初めて活路も見出だせるという意味です。

これは、空也上人の作と伝えられています。

「山川の末に流るる橡殻(とちがら)も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ」

(山あいの川を流れてきたトチの実は、自分から川に身を投げたからこそやがては浮かび上がり、こうして広い下流に到達することができたのだ)-空也上人絵詞伝-

という歌が出典とされています。

「浮かむ瀬」とは、原歌では仏の悟りを得る機縁、成仏の意ですが、これを窮地から脱して安泰を得るという世俗一般のこととして、この諺は使われています。

自分を大事と思って我(が)に執着していては、なかなか道は開けてこないと、空也は教えてくれています。

楽な生き方はしない!

この決然とした態度を持つことが、安泰の人生を形創る出発点となるのです。

あなたの弱気や弱音は、決然たる意思の力を見くびって、絶対的な安全策を取ろうという老婆心から発せられていることを、そろそろ理解しなくてはなりません。

成功者にあって、失敗者に100%ないものは、リスクに飛び込む覚悟です。

凛として表情を引き締めて、今やるべき事に、この身を投じていきましょう。

戦う意思を放棄した者に、安泰の明日がくることなどあり得ないのです。
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『景気底入れ』

Theme: チャレンジ 学び 教育 ピグ? 2009-09-28 11:04:19
約7カ月ぶりに、外国為替市場で、円が急伸しています。

9月25日のニューヨーク市場では、アジア・欧州市場での円高・ドル安の流れをそのまま引き継ぎ、一時1ドル=89円51銭まで円が上昇し、約7カ月ぶりの円高水準となりました。

米金融緩和が長期化するとの観測から、低金利のドルを売って円を買う取引が加速しているのです。

その一方で、原油は1バレル=70ドル台、金は1トロイオンス=1000ドルを突破するという、まさに世界のマネーが米ドル離れを起こして実物経済に走るという様相を呈してきました。

今米国では、サブプライムローン関連の不良資産の処理に政財官をあげて膨大な資金を市場に投入していますが、その一方で10%にも及ぶ失業率は、プライムローンにまで深刻な打撃を与え始めています。

米国はカード社会です。

そのカードの支払いに窮する大量の人たちが出てきたのです。

クレジットカード破産が大量に出れば、それはサブプライムの打撃の比ではないと言われます。

輸出で成り立つ日本においても、これは他人事ではありません。

日本にとっての最大の輸出先である米国の経済は、底打ちしたどころが、これから本当の最悪期に向かう懸念さえ払拭されずにあるからです。

現に米国の地銀は商業用不動産担保ローンの焦げ付きで、今年に入ってからすでに50行が破綻しているのです。

日本はといえば、雇用保険の受給者が100万人を超え、働く環境の厳しさは日に日に増してきています。

景気は最悪期を脱したと言われていますが、先行きに対する企業の懸念は強く、特に採用には慎重な姿勢を崩していません。

社員数や賃金はともに減少が続き、職をいきなり失う正社員が増えてきました。

失業の恐怖は、個人消費に冷や水を浴びせ、デフレ第二章の様相を帯びてきています。

完全失業率は5.7%と史上最悪であり、有効求人倍率も0.42倍とこれまた史上最悪です。

4~6月期に年率換算で前期比2.3%増となった日本の実質国内総生産(GDP)において、5四半期ぶりのプラス成長を演出したのは、主に政府主導の経済対策と外需でした。

景気の本格回復に欠かせない民需主導の盛り上がりは、全くの視界不良というのが実情です。

そして、そうしている間にも、雇用情勢は刻一刻と悪化しつつあります。

そうしたなかで、収益確保へ向けて企業のガードはますます高くなってきました。

先行き不透明感を踏まえ、雇用と賃金の両面で調整圧力を強めているためです。

企業は今、設備過剰と人員過剰という二つの過剰を抱えています。

私たちにとって、まず大切なことは、今私たちの目の前で何が起きているのかをしっかりと見つめることなのです。

『向こう3ヶ月』

Theme: チャレンジ 学び 教育 ピグ? 2009-09-27 09:51:00
努力は必ず報われる!

偉大な業績を残した人たちは、みな一様にそう言います。

しかし、その一方で、努力が報われない人たちが大勢いることも厳然たる事実です。

そうした視点で努力を眺めてみると、努力は報われるのか、それとも報われないのか、一体どちらが真実なのでしょう。

それは、努力の質にあるのではないかと思われます。

ただ漠然と頑張る努力では、おそらく通じないのです。

何にどう頑張るのかという意識が、あたかも太陽の光を虫眼鏡で一点に集めて火を起こすように、結果を引き寄せていく努力に変わるのだと思います。

あなたは、今日以降の向こう3ヶ月、何にどう努力するのですか?

あれもこれもはいけません。

孫子の兵法に、「一点突破、全面展開」という考え方があります。

物事を大きく展開する時や、行き詰まった時は、あれもこれもではなく、重要な一点に全精力を傾注して事に臨めば、その突破した一点から局面が360度開かれてくることを教えています。

局面を根本的に転換するたった一つの要因を、あれこれとややこしい言い訳をしないで、素直に考えてみましょう。

なぜ大勢の人たちが、頑張っているわりに結果がでないのか。

それは、要するに考えていないのです。

ないしは、考えてばかりで一向に行動しようとしないからです。

今日以降の向こう3ヶ月、何にどのように頑張るのか。

今日は、この大切な大切なテーマをじっくり考えてみてください。

やるべきことがはっきりしていれば、人は正しい努力をすることができ、その正しさがあなたを大きく育てていきます。

考えて、重要な一点に力をフォーカスして動く!

この繰り返しのなかにしか、成功はないのです。
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