豊かさとは、感動の数です。
どれだけお金を持っていても、心が乾いていては、真の豊かさを感じることは出来ません。
それでは一体、感動の数を多く持つ為には、どのようにすればよいのでしょう。
まず人生に対する考え方をアップ・グレードすることです。
考え方のアップ・グレード。
それは、日常と非日常のリンクにあります。
日常とは、「・・せねばならない事」の繰り返しです。
非日常とは、「自分がやってみたい事」への挑戦です。
毎日毎日知っている事を繰り返すだけの生活は、知らず知らずのうちに、心や考え方を老化させていきます。
老化とは記憶力の低下から始まるのではなく、チャレンジ精神の低下から始まります。
未知のものに触れて驚きを感じ、そして日常に戻って、その無事安穏(ぶじあんのん)であることの幸せを思う。
こうした中で、人は今自分のいる立ち位置を再認識するのです。
心は、帰るべきベースを再認識して落ち着きを取り戻します。
そして、落ち着きを取り戻した心は、「好奇心」というより積極的な心に進化して、人生をより豊かにする冒険の旅に出ようとするのです。
日常のルーティンから、非日常という冒険の旅に出て、今まで見たこともない風景に心踊らせ、今まで会ったこともない人と出会って、はじめて自分という人間を見つめることが出来ます。
異質なものと出会って、そしてそのことで心に驚きを感じ、人は進化するということを知りましょう。
チャレンジ精神を失った人は、年齢の如何(いかん)を問わず老化が始まっている人です。
無難に穏便にやり慣れたことをやり、刺激のない会い慣れた人とばかり会っていても、そこに新しい発見はありません。
新しい発見とは、驚きであり感動です。
豊かさは、感動の数です。
さあ、億劫(おっくう)がらず、手を抜かず、あなたが真にやりたいことの扉を開きましょう。
一歩を踏み出す勇気。
感動という豊かさは、いつもここから始まることを忘れてはなりません。