06/18 13:45 更新
戦争の悲惨さを感じるとともに、平和の尊さを語り継ごうと、戦時中の写真や手紙など貴重な資料を集めた展示会が福岡市赤煉瓦文化館で18日始まりました。この平和祈念資料展は、福岡大空襲から6月19日で65年目となることにあわせて開かれています。会場の福岡市赤煉瓦文化館には、福岡市退職教職員協議会のメンバーらが集めた防空ずきんや戦地から家族にあてた手紙などおよそ1000点が展示されています。主催者によりますと、平和祈念室の設置に向けて活動している途中で去年秋に亡くなった大空襲の語り部川口勝彦さんの遺志を継ごうと企画されました。福岡市退職教職員協議会の吉安蓉子会長は「戦争とか平和とか人の命とか、そういったものをみなさんが考えていただけたらいいな」と話していました。今後、常設の展示室となるように活動を続け、平和の大切さを訴えていきたいとしています。この平和祈念資料展は、福岡市天神の福岡市赤煉瓦文化館で、18日から20日まで開かれています。