NHK福岡のニュース　福岡放送局

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福岡大空襲６５年の追悼式

太平洋戦争の末期、福岡市中心部が襲われた福岡大空襲から１９日で６５年を迎えました。
空襲で大きな被害を受けた地域にある福岡市の冷泉公園では、空襲で亡くなった人などを追悼する式典が行われました。
６５年前の昭和２０年６月１９日にあった福岡大空襲では、アメリカ軍の爆撃機が投下した焼い弾などで、福岡市の中心部で大勢の犠牲者が出ました。
福岡市博多区の冷泉公園で行われた追悼式には、遺族や地元の小学生などおよそ２５０人が出席し、初めに空襲で犠牲になったり、戦地から引き揚げる途中で亡くなったりした人たち１３６３人の戦没者に黙とうがささげられました。そして、出席者ひとりひとりが公園に設けられている戦災記念碑の前に白い菊の花を供え、亡くなった人たちのめい福を祈りました。最後に遺族を代表して、空襲で当時１７歳だった妹を亡くした山下フサヱさん（８３）が、「福岡大空襲の夜を思うと、６５年たった今も胸がはりさける思いです。悲惨な戦争から学んだ教訓を風化させることなく、後世に伝えていくことを誓います」と述べ、平和への誓いを新たにしていました。

06月19日　20時32分

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