アナウンサー

神田 愛花

神田 愛花・かんだ あいか

2003年入局
放送総局アナウンス室所属

出身地:神奈川県

[ 現在までの経歴 ]

2003年〜福岡局で夕方のニュース番組「情報ワイド福岡いちばん星」のキャスター、「第56回NHK紅白歌合戦」のPRを担当、2007年〜アナウンス室に異動し「爆笑オンエアバトル」「双方向クイズにっぽん力」「ロボットコンテスト」「第59回NHK紅白歌合戦ラジオ司会」、「ソクラテスの人事」などを担当し、現在は「ワンダー×ワンダー」の司会を務める。

学生時代に打ち込んだこと、NHKの志望動機

アナウンサーになりたいと思ったのは、小学生の時。アナウンサーの講演を聴き感動し、その時からずっと夢に見てきた仕事です。大学4年間は、ハンドバッグ店で販売のアルバイトをしていました。お客さんがどんなバッグを必要としているのか、一番ピッタリのバッグを見つけることが楽しく、やりがいでもありました。その経験が今のアナウンサーの仕事にも生かせているような気がします。NHKに入りたいと思ったのは、報道キャスターになって現場を取材し、信頼できるニュースを伝えたかったからです。

初任地での思い出

2005年3月、福岡県西方沖地震の取材リポートを担当しました。地震で家が倒壊した人たちが避難する体育館に毎日通い、被災した人たちが不安に感じていること、今必要としていることを伝え続けました。日がたつにつれ、かぜがはやったり、口数が少なくなったり、避難している人の心や身体に疲労がたまっていく様子を目の当たりにしました。取材者として、被災者とどう接し現状を伝えていくのか、とても悩みました。

現在の仕事、そのやりがい

世界中にある不思議な現象や驚きの事象を、映像を通して紹介し探求していく番組「ワンダー×ワンダー」では、タレントの山口智充さんと共に司会をしています。視聴者と番組の架け橋を担う山口さんは、素直な驚きや感想を伝えるために、台本や映像を事前に見ずにスタジオに入ります。ゲストを含めて、唯一私だけが台本を読んだ上で、本番に臨みます。収録中、自分よりもはるかに年上で、経験も知識も豊富な出演者の皆さんが自由なトークで盛り上がる中、自然な流れを作りながら番組として目指す方向にトークの舵を取っていく。これがとにかく難しい!!ですが、私が今一番やりがいを感じているのはそこなんです。本当は複雑な題材でも楽しく見て頂けるように進行する。そのために、今はひたすら勉強の毎日を送っています。

自分にとって、NHKの魅力、仕事の魅力とは

言葉は、声の出し方や音の高さを変えることでさまざまな表情に変わる不思議なもの。アナウンスメントの技術を高めることは、ゴールがない仕事だからこそ、毎日、こうしてみよう、ああしてみようと挑戦できます。とても刺激的な仕事で、1日があっという間に過ぎてしまいます。さらに、中継や企画リポートをつくりながら、取材力、提案力、表現力、判断力を磨かなければと、勉強の毎日です。

みなさんへのメッセージ 〜こんな人にこの仕事を目指してほしい〜

神田 愛花 自分に素直な人。面白いことは面白い、つらい時はつらい、と自分の気持ちを素直に表現できる人に、ぜひ目指してほしいです。そういう“人間くさい”人こそ、私が一番目指している「人の気持ちが分かるアナウンサー」になれるのではないかと思うからです。
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