社会
神戸ブランドの自転車フレーム、絶妙技術若手へ継承
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日下周一さん(中央)から「VIVALO」を継承した末瀬嘉廣さん(右)とフレームの塗装技術を学ぶスタッフ=神戸市西区森友 |
創設者の高齢化などで存続が危ぶまれていた神戸唯一の自転車フレームブランド「VIVALO(ビバロ)」が、自転車店兼カフェ「コンフォートスペース」(神戸市須磨区前池町2)を営む末瀬嘉廣さん(29)に引き継がれた。かつてプロ競輪選手の間で圧倒的な支持を得た名ブランド。末瀬さんは「神戸のブランドとして大切に守りたい」と決意をにじませる。(大月美佳)
フレームは、自転車の車輪をつなぎ乗り手の体重を支える中心部分。日下周一さん(70)は1978年、大手自転車メーカーから独立した。「VIVALO」はイタリア語の「VIVA(万歳)」とフランス語の「VELO(自転車)」を合わせた造語。
神戸市西区森友の工場で、プロ競輪選手用の自転車をオーダーメードで手掛け、最盛期には選手の6分の1に当たる約600人から受注し、「国内シェア1位」にもなった。しかし、日下さんが高齢になったこともあって2007年に競輪選手用の生産を終了。翌年、「コンフォート‐」と業務提携を結び、一般利用者向けの注文生産のみに応じていた。
末瀬さんはオリジナルブランドの設立を検討していたが、日下さんが引退を考えていることを知り、事業を引き継ぐことに。昨年から若いスタッフを日下さんの元に派遣。経営権を今年3月に購入し、現在は2人が溶接や塗装技術を学ぶ。
「VIVALOと付き合うようになって、どんどんほれ込んでいった」と末瀬さん。フレームは乗り手の体を採寸してから設計。要望を聞いて1ミリや0・5度単位で微調整するため、安定感が秀でているという。
大阪府や高知、徳島県の自転車店を卸先に開拓し、全国展開を目指す末瀬さんは「一般の人に身近に感じてもらいたい」。日下さんも「若い子が担ってくれるなら、長続きするはず。体が動く限りは技術を伝えたい」と協力を約束している。
一般向けが12万6千円から。コンフォートスペースTEL078・731・1232
(2010/06/12 16:15)
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