“消費税率発言”批判相次ぐ
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“消費税率発言”批判相次ぐ

6月17日 23時48分

民主党の参議院側の幹部と樽床国会対策委員長らが会合を開き、菅総理大臣が消費税の税率を「自民党案の10%を一つの参考にしたい」と述べたことについて、「党内の議論がないなかの発言であり、軽率だ」などとして、批判的な発言が相次ぎました。

会合には、高嶋参議院幹事長ら参議院側の幹部に加えて樽床国会対策委員長、三井国会対策委員長代理らが出席しました。この中で出席者からは、菅総理大臣が記者会見で、消費税の税率を「自民党案の10%を一つの参考にしたい」と述べたことについて、「消費税の具体的な扱いは、党内で議論をしていない。今後、超党派でじっくり議論すべきだということが党の総意だ」という指摘や「菅総理大臣の発言は、参議院選挙を前に、拙速であり、踏み込みすぎだ。選挙に悪い影響を与えるだけだ」といった批判が相次ぎました。会合のあと、高嶋氏は記者団に対し、「菅総理大臣の発言は、軽率であり、踏み込みすぎだ。参議院選挙の候補者にとっては、ここまで具体的に消費税の話が出てくるとは想定しておらず、選挙に悪影響を及ぼすと考えざるをえない」と述べました。