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代表質問詳報・政府答弁

 ▽党の壁越え議論を
 菅直人首相
 【財政健全化】わが国の将来を左右する重大な課題と認識している。与野党の壁を越えた国民的な議論が必要だ。超党派の議員による「財政健全化検討会議」をつくり建設的な議論を進めていきたい。(林芳正氏への答弁)
 【消費税】消費税を含む税制の抜本改革の具体的な内容や実施のタイミングは、強い経済、強い財政、強い社会保障を一体的に実現するために必要な財源をどう分担するかという観点から、税制の抜本改革を議論する中で国民に示したい。(林氏への答弁)
 【政治とカネ問題】鳩山由紀夫前首相と与党の(小沢一郎前民主党)幹事長が政治的責任を取り、辞任したのは一つの大きなけじめだ。残されたわれわれが政権交代に対する国民への期待に応えることが責任を果たすことになる。(山口那津男氏への答弁)
 【小沢氏の資金問題】検察の処分が決まった以上、政党の調査は必要ない。鳩山前首相、小沢氏の国会証人喚問は、基本的に与野党間で議論される話だ。(西田昌司氏への答弁)
 【靖国参拝】個人的には何度も参拝したことはあるが、A級戦犯が合祀されており、首相や閣僚の公式参拝には問題がある。在任中に参拝するつもりはない。(佐藤正久氏への答弁)
 【憲法改正】憲法改正と憲法審査会についてはまず党の中でしっかりと議論し、与野党間で協議して決めていくべきものだ。経済と国民生活を立て直すことが第一だ。憲法改正は、内閣の喫緊の課題とは考えていない。(舛添要一氏への答弁)
 【米軍普天間飛行場移設問題】(公有水面の)埋め立て許可の県知事権限を取り上げるような特別措置法は全く念頭にない。移設は先の日米合意を踏まえつつ、沖縄の負担軽減に尽力する覚悟だ。(佐藤氏らへの答弁)
 【思いやり予算】在日米軍駐留経費負担は見直しにより減少してきた。現在も日米で包括的な見直しを実施している。(市田忠義氏への答弁)
 【荒井聡国家戦略担当相の事務所費問題】過去に追及された旧与党議員の事務所費問題とは全く異なる性格と理解している。罷免すべきとは全く考えていない。(西田氏への答弁)
 【老齢加算】判決は承知している。復活させると判断する状況にはないが、ナショナルミニマム(国による最低限の生活保障)の考え方を整理する中で生活保護基準の在り方も多角的な視野から検討したい。(市田氏への答弁)
 【口蹄疫問題】農家の生活、経営支援のため予備費から96億円を措置した。今後も前例にとらわれない対策を講じ、予備費、特別交付税の活用を検討する。(福島瑞穂氏への答弁)
 【予算編成】概算要求基準(シーリング)は、一定の範囲で有効性を認めるが、経済の成長にプラスかマイナスかの判断基準で優先的な予算編成をしたい。(山口氏への答弁)
 【子ども手当】2011年度以降の子ども手当で、現行の1万3千円の上乗せ分については、保育サービスの充実など現物支給も含め財源の在り方とともに検討したい。(山口氏への答弁)
 【道州制】地域主権改革を推進していく中で、現行制度を前提とする広域連合や合併の実施、将来的な道州制の導入についても検討していくことは十分あり得る。(舛添氏への答弁)
 【労働者派遣法改正】福島氏の思いが極めて濃いことは承知している。(鳩山前政権発足の際に民主、社民、国民新の)3党で合意した中身なので、なんとか早期の成立を図っていきたい。(福島氏への答弁)
 玄葉光一郎公務員制度改革担当相
 【民主党の参院選公約】状況の変化に応じて昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)を柔軟に見直すことも重要だ。修正マニフェストを掲げて参院選を戦う。衆院選マニフェストで掲げた(財源の)金額に現時点では届いていない。それを国民に正直に申し上げないといけない。(林氏への答弁)
 蓮舫行政刷新担当相
 【元秘書の痴漢容疑】人としてあってはならない、本当に申し訳ないことだ。秘書本人から依願退職の申し出があり、速やかに受理した。(西田氏への答弁)
 【事業仕分け】税金が適正に使われているかを公開の場でただすもので、政権交代がなければ成し得なかった。今後も税金の浪費を徹底的にただす行政刷新に全力で取り組む。(西田氏への答弁)


2010年06月15日火曜日

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