関連記事
【連載企画】殺処分の現場から(上)
全県民が消毒徹底を 知事が緊急アピール
【動画】「消毒もう一度徹底を」 知事が緊急アピール
幅広い産業に打撃 生活衛生組合連が調査
自衛隊1130人増派へ 北沢防衛相、川南町など訪問
本県団体「お断り」 大分・豊後大野市
【記者コラム】岬太郎(日南支社)
「非常事態いつまで」 終息見えず市民困惑
中部管区機動隊防疫活動支援へ 110人本県入り
ワクチン接種農家へ25万円 日向市きょう支給
国富感染疑い牛3頭すべて陽性 全頭処理終了
【社説】口蹄疫で不適切表示
台湾から絵で応援 子どもたちの作品届く
市農業センター会議室を閉鎖
【支援策】金融、法律相談週1回に拡充きょうから毎週金曜
地区ぐるみで消毒 串間・高松、路面散布、ポイント設置
【行事の中止・延期】きりしま
バザー出品募集 日南、受け付けあすから
都城、三股に応援クッキー 都城農高生
石山小児童が千羽鶴を贈る 都城

識者談話「緩衝地帯も必要」「現在の対策有効」
(2010年5月20日付)
【宮崎大農学部獣医学科の後藤義孝教授(獣医微生物学)の話】
ワクチン接種から抗体ができるまで2〜3週間と時間がかかり、獣医師など大量の人材も必要。効果は未知数だが、ワクチンを接種した地域の周囲に感染する動物のいない緩衝地帯を設けないと、感染が広がる恐れがある。
【泉対博日大教授(家畜伝染病学)の話】
感染地域が宮崎県内にとどまっている現状を見る限り、現在取られている防疫対策は有効に働いていると評価できる。
発生場所から10キロ以内の牛や豚への殺処分を前提とした全頭ワクチン接種や、10〜20キロ圏内を緩衝地帯とした今回の対策は現状を考えるとやむを得ない。今回、宮崎県の家畜保健衛生所の発生当初の対応が問題になっているが、発熱と下痢だけで口蹄疫と診断するのは無理だと思う。衛生所は慢性的に人手不足で、態勢の強化が課題だ。