新たに15農場疑い

(2010年5月20日付)

 県は19日、川南、高鍋、都農、新富町の15農場で新たに口蹄疫の感染疑いがある牛、豚を確認したと発表した。飼育している計6345頭はすべて殺処分される。このうち、新富町で461頭を飼育している肉用牛一貫経営農場には管理者が同じ関連農場があり、この農場の58頭も殺処分の対象となった。

 感染・感染疑いは146例目。殺処分対象は計12万4567頭(牛1万3059頭、豚11万1503頭、ヤギ5頭)。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、15農場は、養豚4、肉用牛肥育2、肉用牛繁殖8、肉用牛一貫経営1農場。飼育頭数は川南町が肉用牛242頭、豚2528頭、高鍋町が肉用牛2138頭、都農町が肉用牛135頭、新富町が肉用牛1261頭。

 15農場は18日までに宮崎家畜保健衛生所が症状を確認。いずれの農場も動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に検体を送付している。