打撃に復調の兆し。笑顔で練習するブランコ=ナゴヤドームで(小嶋明彦撮影)
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セ、パのリーグ戦が18日から再開され、3位の中日は、6ゲーム差で首位を走る巨人と3連戦(東京ドーム)で、直接対決。トニ・ブランコ内野手(29)はチームが東京入りした17日、「3連勝したい」と“3タテ予告”した。4年ぶりのリーグ制覇に向け、3連勝が求められる戦いで復調の兆しが見えた主砲が爆発すれば、チームに弾みがつくのは間違いない。
落合竜が6月にして、早くも背水の陣を敷く。リーグ戦再開のっけから正念場となる巨人3連戦を前に、負けられない雰囲気が漂う中、復調傾向の助っ人・ブランコが“3タテ予告”をぶち上げた。
「3連勝したい? もちろんそうだね。チームと一緒に自分も上がっていきたいね」。東京移動前に行われたナゴヤドームでの全体練習で打撃練習と守備練習をこなした後、キッパリ言い切った。グラウンドを離れれば、温和な助っ人の口調にも自然と力が入る。この戦いの意味を分かっているからだ。現在、首位巨人とはデッドラインといえる6ゲーム差。たとえ2勝1敗で勝ち越しても差は5にしか縮まらない。だが、3タテを食らわせることができれば、一気に射程圏の3まで縮まる。逆に負け越せば、原巨人の背中は遠くかなたに消えていく…。強打者が連なる巨人打線に打ち負けないためにも、ブランコの働きは欠かせない。
好データの数々も後押しする。17日現在、打率2割5分6厘のブランコだが、こと巨人戦に関しては打率3割1分8厘と相性が良い。「巨人戦で打っているのは知っているよ」。初戦の先発が予想される内海も2打数2安打と打ち込んでいる。
加えて来日1年目の昨年は開幕戦、交流戦の開幕戦、今回と同じリーグ戦再開初戦、クライマックスシリーズ第2ステージ初戦でホームランを放った“節目に強い男”でもある。16日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)で14号逆転3ランを放ち、「昨夜で良い感じをつかんだ」とブランコ。5割から再スタートする落合竜を、快音が戻ってきたバットで3連勝に導く。 (中谷秀樹)
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