禁煙に成功した俳優・舘ひろし（６０）が１７日、東京・文京区の村田女子高校で、自身が登場する「禁煙メールキャンペーン」のスタートを記念し、特別授業を行った。２０日の父の日を前に、お父さんへの禁煙を娘から呼びかけようというもの。舘は教壇に立つのは初めてで、しかも相手は女子高生とあり、いつになく上がりまくり。それでも、渋い表情から繰り出す、女性を包み込むような甘い語り口は全開。女子高生の黄色い声援を浴びていた。
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「キャ〜！」‐。舘が教室に登場した瞬間、女子高生から拍手とともに、黄色い声がわき上がった。
１月に禁煙を宣言し成功。それが縁となり女子高生への禁煙啓発授業となった。「父の日をキッカケにお父さんに禁煙してもらおう」として、製薬会社が企画した。舘は自身の成功した経験などを明かし、女子高生たちにお父さんへ禁煙を呼びかけるように説いた。
授業には、全国５連覇を成し遂げた軟式野球部とバスケット部に所属する部員ら３７人が出席。生徒も最初は舘の熱弁を聞き入っていたが、質問コーナーに入ると、ムードは一変。「理想の女性像は？」「芸能界に入ったキッカケは？」など、授業の趣旨からは脱線した質問ばかり飛び出した。
そんな質問にも甘い語り口で丁寧に答えた舘。そのたびに黄色い歓声が響き渡った。質問に立った生徒は、舘からジッと見つめられ、声がうわずり、言葉が出てこなくなってしまうシーンも。さすがは芸能界きってのモテ男。孫のような年の女子でも、年代問わず“悩殺”してしまった。
長い芸能生活を送ってきた舘だが、授業をするのは初めて。女子高生の盛り上がりとは裏腹に、何度も汗をぬぐい「授業どころじゃなかった。最初の１０分間は、もうアガりまくり。情けないね。マイクは震えていたよ」と苦笑いを浮かべた。
授業の最後に生徒が書いた父へのメッセージを見て「健康を心配していた。女子高生のみなさんが、思っていた以上にお父さんのことを愛していることがわかって、ジーンときた」と実りのある時間を過ごしたことに満足顔。ただ「できれば次は女子大生がいい」とモテ男らしく、しっかりリクエストしていた。