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口蹄疫1カ月主な出来事
(2010年5月19日付)
4月9日 都農町の繁殖牛農家を往診した獣医師が牛1頭の口腔内がただれているのを確認。
20日 県は都農町の同じ農家で牛3頭が口蹄疫に感染した疑いがあると発表し、県口蹄疫防疫対策本部を設置。農家から半径10キロを家畜の移動制限区域、同20キロを搬出制限区域に指定。県内での感染疑いは10年ぶり。
21日 川南町で初めて感染確認。移動制限区域に県家畜改良事業団(高鍋町)が含まれ、県内一円を対象とした人工授精用精液ストローの供給が停止。
23日 県は1例目の和牛の口蹄疫(O型)感染が確定したと発表。都農町の水牛から3月末に採取した検体も陽性を示し、これまでで最も早い時期の感染疑い例に。
25日 殺処分頭数が計1108頭に。
27日 県畜産試験場川南支場で豚に初めて感染の疑い。
28日 えびの市へ感染疑いが拡大し、鹿児島、熊本も移動制限区域に。国内で初めて豚の感染疑いを確認。自民党の谷垣総裁が川南町で意見交換。
29日 農水省の疫学調査チームが1例目農場を現地調査。
5月1日 県は自衛隊に災害派遣を要請。
2日 川南町に派遣された陸上自衛隊都
城駐屯地(都城市)の隊員約100人が作業開始。
4日 殺処分頭数が計2万7772頭に。
7日 民主党の小沢一郎幹事長が来県し、東国原知事やJA関係者と意見交換。
9日 県は8日に感染疑いの牛が都農町で確認されたことで、この農場を中心に移動制限区域、搬出制限区域を追加。
10日 赤松広隆農林水産相が発生後初めて来県。国が処分家畜を全額補償すると表明。国や都道府県から派遣されている獣医師を10人から100人に増やすと約束。
11日 東国原知事は口蹄疫の感染・感染疑いが見つかった農家に対し、当面の生活を支援する考えを表明。川南町で殺処分と埋却作業を初めて視察し、「想像を絶するせい惨な状況」。
12日 県は県内全域の畜産農家が金融機関から借り入れる生活費に対し、利子を無担保で全額補てんすると発表。
13日 県は移動制限区域内の県家畜改良事業団の種雄牛6頭を、西都市に避難。同事業団が県内に出荷している人口授精用精液ストローのうち9割は、この6頭から採取しているため特例として認めた。
14日 県家畜改良事業団で感染疑いのある肥育牛を所見で確認。高鍋町での確認は初。259頭の肥育牛が殺処分され、敷地内で飼育されていた種雄牛49頭も殺処分へ。
16日 平野博文官房長官と福島瑞穂消費者行政担当相が来県。JA宮崎中央会は15日現在の被害総額が160億円に上ることを明らかにした。
17日 鳩山由紀夫首相を本部長とする政府対策本部が発足。県庁内には現地対策チームを立ち上げた。
18日 東国原知事は感染拡大を受け、県内全域に非常事態を宣言。全県民に協力を呼び掛けた。これまでの殺処分対象は10万頭を超え、計11万8164頭に。