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大嶽部屋消滅も…野球賭博認めた!

 報道陣の前で頭を下げる大嶽親方=東京・江東区の大嶽部屋(撮影・西岡 正)
 報道陣の前で頭を下げる大嶽親方=東京・江東区の大嶽部屋(撮影・西岡 正)

 角界を揺るがす野球賭博問題で、大嶽親方(42)=元関脇貴闘力=が警視庁の事情聴取を受けていたことが17日、分かった。警視庁によると野球賭博への関与を認めたという。この日発売の週刊新潮で野球賭博への関与を報じられた豊ノ島とともに、協会でも事情聴取を受けた。また、週明け21日の理事会開催が決定。早ければその場で協会処分が下り、昭和の大横綱大鵬から引き継いだ大嶽部屋が消滅する可能性が浮上した。

  ◇  ◇

 大鵬道場の系譜が断絶寸前だ。大嶽親方が、警視庁の事情聴取で野球賭博の関与を認めたことで、部屋閉鎖以上の処分が避けられなくなってきた。暴力団との交流を理由に2階級降格、事実上の部屋閉鎖を受けた木瀬親方(元幕内肥後ノ海)よりも、違法な野球賭博が悪質なのは明らか。最悪なら21日の理事会で解雇などの“一発レッドカード”を突きつけられるかもしれない。

 17日発売の週刊新潮で、暴力団関係者を通じた野球賭博への関与を実名で報じられた。この日の午後、両国国技館で日本相撲協会による事情聴取を、同じく報じられた豊ノ島と別々に受けた。野球賭博を申告した29人に2人が含まれるか、関与を認めたかについて、捜査上の理由で公表されなかったが、八角生活指導副部長(元横綱北勝海)は「指導する立場の人の名が出たことは残念」とした。

 ほぼ同時刻には村山弘義氏、伊藤滋氏の外部理事と吉野準監事が協会に集まり、執行部と会談した。吉野監事は「人が集まらなかったから雑談、打ち合わせ。(大嶽親方ら)2人とは直接会っていない」とかわしたが、野球賭博にかかわった協会員への処罰について話し合ったとみられる。

 協会での取り調べを終えた大嶽親方は、江東区清澄の部屋が改築中のため、同区平野の仮住まい前で会見を開いた。「自分からは相撲協会と警察の方々に委ねていますので、何も言えません。逃げも隠れもしません。話す時期が来たら、必ずちゃんと話しますので…」。疑惑については口をつぐみ、頭を下げ続けた。

 21日の理事会後には賭博に関する調査委員会の第1回会合が開かれる。即解雇・即部屋消滅を免れたとしても、厳しい追及が大嶽親方や琴光喜らを待っている。江東区清澄で行われている部屋の改築工事は来年6月30日に終了予定だが、部屋の看板を掲げられるか分からない。

(2010年6月17日)





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