【支援策】対策本部会議対応など確認 西都市

(2010年5月18日付)

 西都市口蹄疫対策本部(本部長・橋田和実市長)は17日朝、同市役所で会議を開催。口蹄疫発生時の役割分担を決めた対応マニュアルを確認したほか、防疫のために同市以外の各種団体が開くイベントも中止を求める方針を決めた。

 会議では農林振興課が、口蹄疫感染の疑いがある牛や豚が確認された後の各課の役割分担を説明。殺処分する牛や豚の埋設地選定、埋設地掘削のための建設業者依頼など細かい人員配置を決めた。

 防疫体制では、消毒槽をすでに設置している銀行や大型商業施設に加え、市内の小中学校15校(分校を含む)にも配布。イベントは、個人的な集まりを除き、すべて自粛してもらう方針を確認した。

 また、畜産農家には18、19日に西都市三納の畜産センターで消毒薬を配布することも報告された。

■農家82経営体に消毒薬配布 高鍋町

 高鍋町は17日、口蹄疫のまん延を防ぐため、町内の肉用牛や酪農、養豚農家82経営体を対象に、JA児湯高鍋本部の資材窓口で炭酸ソーダ25キロ入り160袋を配布した。

 同町は牛舎や豚舎付近の道路を消毒する散水車を巡回させており、17日から1台増やして2台とした。また町内の各店舗に対し入り口への消毒マット設置を呼び掛ける。希望する店には消毒薬を配る。

■募金箱を設置あすから児湯医師会

 児湯医師会(永友和之会長)は、所属する5町の会員42医療機関に呼び掛けて各医療機関窓口に募金箱を設置する。19日から順次置く予定。