防疫対策強化を 県議会自民党が申し入れ

(2010年5月17日付)

 県議会最大会派の自民党(萩原耕三会長、22人)は16日、拡大する口蹄疫の防疫対策を強化するよう知事に申し入れた。

 萩原会長ら同党県議3人が知事会議室を訪れ、「県が行うべきことと、県が国に要望することをしっかりやってほしい」と要請。県警が消毒ポイントの通過を一般車両に促すことや、県立農業大学校を埋却地として活用することなどを求めた。

 このほか(1)ワクチン活用の検討(2)口蹄疫発生国などからの専門家招請(3)国の対策本部の本県移設―などを国へ要望すべきだと訴えた。知事は「国や県民の同意を得なければならないが、新たな防疫策は検討している」と応じた。