福島氏に要望書 川南町長

(2010年5月17日付)

 福島瑞穂消費者行政担当相は16日、被害が集中している川南町を訪問。大臣として初めて現地入りし、町役場で内野宮正英町長らと会談した。内野宮町長は殺処分補償や生活・経営資金の早期実施など13項目の要望書を提出。以降は非公開となり、町役場によると、内野宮町長が迅速な救済を訴え、福島氏は「大至急、関係閣僚と対応を協議する」と応えたという。

 町商工会との面談では、津江章男会長が「不況で経営が厳しい上に、さらに拍車が掛かった。事業主は体力が弱り切っている」と報告。福島氏は「現場の切実な思いを目で見て、心で聞いた。しっかりと受け止めたい」と応じた。