社会

米軍岩国基地旧滑走路閉鎖したはずが…
(山口県)
米軍岩国基地の新滑走路の運用開始に伴って閉鎖された旧滑走路について、米軍はヘリコプターの飛行の一種、ホバーリングを許可していたことがわかった。これは共産党の久米慶典県議の質問に対して、県が国に照会し明らかになった。米軍岩国基地では先月29日に新滑走路の運用が始まった。これに伴い米軍と防衛省は「旧滑走路は閉鎖し、一部を誘導路として使用する」と説明していた。今回、国は、「ヘリコプターの整備要件を満たすため、ヘリコプターが誘導路上でホバーリングによる機能点検を行うことは許可されている」と回答し、米軍が旧滑走路上でのヘリコプターの飛行を一部許可していることを明らかにした。岩国基地では米軍再編に関連する施設整備が本格的に始まっていて旧滑走路の南側は、そのまま残される。一方、中国四国防衛局は「これは離着陸ではない」としていて「米軍からは機体整備の後の点検や移動の際、旧滑走路上を
ヘリコプターが飛ぶことはあると聞いている」と話している。
[ 6/18 19:46 山口放送]