神奈川県相模原市の博物館では17日夜、日本に到着した日本の小惑星探査機「はやぶさ」の、これまでの軌跡を描いた映画が上映されていて、連日大勢の人が訪れています。
相模原市立博物館では「はやぶさ」が地球に帰還するまでの7年間の軌跡を描いたコンピューターグラフィックスの映画が、ことし1月から上映されています。博物館によりますと「はやぶさ」が地球に帰還した今月13日前後から映画を目的に訪れる人が特に増え始めたということで、17日は平日にもかかわらず、家族連れやカップルなど130人がプラネタリウムの天井いっぱいに映し出された「はやぶさ」の姿に見入っていました。東京・町田市から来たという34歳の男性は「はやぶさは、ただの機械ではなく私たちに夢と感動を与えてくれる鉄腕アトムのような存在だと思いました」と話していました。この博物館では、連日の大入りを受けて、当初のスケジュールを延長し、8月末まで上映することを検討しているということで、博物館職員の有本雅之さんは「はやぶさが何度もピンチを乗り越えて頑張る姿が、皆さんに愛される理由だと思います」と話していました。