地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが18日未明、開封・分析施設のある相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスに到着した。
7年ぶりにカプセルと対面したプロジェクトマネジャーの川口淳一郎宇宙機構教授によると、カプセルは大気圏突入時の熱の影響も軽微で、外観は組み立てられた当時のまま。内側には、組み立てに当たった約20人の名前を印刷した名刺大のカードが、テープで張られた当時の状態で残っていたという。
記者会見した川口教授は「ぼろぼろになって帰ると思っていたが、新生児のままという感じ。タイムカプセルのようで、驚きです。はやぶさにご苦労さんと言いたい」と話した。
毎日新聞 2010年6月18日 10時54分(最終更新 6月18日 11時09分)