2010-05-04 12:45:48
不倫 ~スランプ&お台場~
テーマ:ブログこの頃の彼はスランプに陥っているように見えた。
毎試合 見てるあたしも
なんとなく薄々感づいていた。
試合の度に 彼が出る時間が
減ってきていたんだ‥
あたしは それでも
《彼と一緒にいられる事》
《彼と一緒に出掛けられる事》
が、嬉しかったけど
彼はそうぢゃなかったみたい。
これは あたしの憶測でしか
ないんだけど
きっと彼は
試合に出られなかったり
ベンチにいる自分を
あたしに見られるのが
嫌だったんぢゃないのかな‥?
会場に着くまで、その日の
ベンチに入れるかどうかすら
不安だったんぢゃないのかな‥?
ベンチに入れなかったとしたら、
その姿をあたしに見られるのが
嫌だったんぢゃないのかな‥?
あたしの考えすぎかな?
あたし自惚れすぎかな?
そのスポーツではプライドが
ある彼だから
そんな彼を見ているのが
凄く辛かった。
帰りの車の中で
その日の試合の愚痴を言う彼に
不器用なあたしは
『でも一緒にいられるし
一緒に出掛けられるんだから
いいぢゃん(笑"』
って茶化して言う事しか
できなかった。
彼はもっと違う言葉を
かけてほしかったと思う‥
でも気が利かなくて、口下手な
あたしは
何を言ってあげればいいのか
何を言ってあげれば
彼が喜んでくれるのかわからず
自分の素直な気持ちを伝える事
しかできなかった。
彼を支えてあげたいのに
上手く支えてあげる事すら
できない自分に嫌気がさした。
2006年10月
付き合い始めて
2年半が過ぎていた。
彼もスランプから抜け出し(?)
この日
初めてデートらしいデートをした
行き先はお台場。
かなり前から
『今度行こうね』
って言ってて やっと行ける日が来た。
もぅ嬉しくて楽しくて幸せで
本当に彼と一緒にいる時は
"時間が止まればいいのに‥"
って何回感じた事か‥
でも
そんな彼に対して不満もある‥
あたしのデートのイメージは
ゆっくり歩いたり
ベンチとかに座ってのんびり
話したり
綺麗な夜景を見つめたり
お店があるなら覗いてみたり‥
デートってそんなイメージだった
でも彼の場合は全く違う。
目的地に着いたら
とりあえずとっとと歩く。
ひたすら足早に歩く。
ゆっくり外を歩いた事も
二人でベンチに座った事もない‥
なんとなく《義務的》な感じだ。
彼は雑誌にも出てたり
ちょっと有名なチームに
所属している事もあってか
普通にしていても知らない人から
『〇〇さんですよね?』
って声を掛けられる事もある。
そんな彼だから
仕方ないって言えば
仕方ないんだろうけど
やっぱり少しはゆっくりしたい。
一度だけ
『もっとゆっくり歩こうよー』
って言ってみたけど5~6歩進むと
また 早足になる‥
普段トロイあたしは
彼の歩く早さに合わせるので
精一杯‥
彼と初めてのお台場は
"嬉しかったけど疲れた"
今度があるなら
もっとゆっくりしたいな‥