美維
2010-05-02 09:59:18

不倫 ~板挟み~

テーマ:ブログ
 
"女がいるんぢゃないか‥?"
と怪しむ奥さんと
 
"奥さんと一緒にいないでむかっ"
と言うあたしの板挟み。
 
 
あたしには
 
『嫁とは仲良くない』
 
とは 言うものの、
あたしには上手くごまかし
どこかしら連れて行ってあげてる
 
 
本当に仲良くなかったら
出掛ける事すらしないだろう。

あたし自身がそうだもん。
 
 
数日前に家族で
海水浴に行った事で拗ねてる
あたし。
 
 
海水浴の二日後の彼の試合に
連れてってもらえると期待してた
 
 
あたしから騒がない限り
《いいとこ幸い》という感じで
彼からは何も言ってこない。
 
 
結局 その試合も奥さんを連れて
行ってしまった。
 
 
あたし、超ー不機嫌‥


あたしの機嫌は直らないまま。
 
 
彼が
 
【今度の火曜日仕事が早く終わる
 から逢おう】
 
と言ってきた。
 
 
もちろん、会うつもり。
 
 
火曜日当日、彼からメール
 
【なんか嫁に怪しまれてて
 仕事が終わる時間に合わせて
 仕事場に来るみたいなんだよ。
 今日逢うの無理かも。。】
 
 
"何それ?むかっ 尻に敷かれすぎむかっ"
 
"奥さん、仕事場に来過ぎむかっ"
 
"仲良くないんぢゃないの?むかっ"
 
"奥さんにびびってないんぢゃ
なかったっけ?むかっ"
 
"あたしに言ってる事が本当なら仕事場になんか来ないだろむかっ"
 
 
メールで言いたい放題言わせて
いただきました。
 
 
あたしの怒り、嫌味に負けた彼。
 
 
奥さんになんて言ったのか
わかりませんが、
結局、あたしと会いました。


 
今月、2回目の彼の試合。
 
 
前回 あたしの捻くれ具合に
参ってしまったのか
今回はあたしを連れてってくれた
 
 
‥って言うか 朝早かったから
奥さんが起きなかっただけで
奥さんが起きれてたら
あたしは連れてってもらえなかったんだと思うけどね。
 
 
朝早くに待ち合わせ
会場に向かう。
 
 
あたしは彼に気を遣い、
試合に行く時は後ろに座る。
 
 
ある程度 距離を走ると 彼が
助手席をポンポンとして
 
『〇〇、おいで』
 
と言ってくれるのが好きだった。
 
 
会場付近になると また 後ろに
戻るんだけどね‥(笑"

 
幸せ感いっぱいの中
次の日の朝彼からメールが‥
 
 
カレ【これから仕事場で試合だよ】
 
私【観に行きたぁい】
 
カレ【おいで】
 
私【奥さんいない?】
 
カレ【もちろんいないよ】
 
 
やったー!!
行く事に決まり 急いで家を出る
 
 
二人っきりになれなくても
彼と同じ空間にいられるだけで
あたしは幸せだし、安心できる。
 
 
彼の仕事場と言う事で
試合が終わってから
彼に声を掛ける事もなく
家に帰った。
 
 
二日連続で彼の試合を観れて
あたしの気持ちは安定してた。

 
めずらしくあたしの機嫌は
ずっといい。
 
 
その次の週の試合も
また一緒に行けた。
 
 
本当に嬉しかった。
 
 
でも‥
 
 
翌月に入って最初の試合‥
 
 
あたしからは遠慮もあって
何も言えなかった。
 
 
彼からも何も言ってこなかった。
 
 
『嫁と行く時はちゃんと言うよ』
 
と言う彼の言葉を信じてた。
 
 
何も言ってこなかったから
行かないのかと思ったら
会場に向かう途中でメールがきた。
 
 
【今会場に向かってる。
 勝つよパンチ!
 
 
"あたしが行けない試合なんか
勝たなくていいし‥"
 
あたし、可愛くない。
 
 
私【行かないのかと思った‥
 奥さんも一緒なの?】
 
カレ【うん。。ごめんね。。
 勝ってくるからねパンチ!
 
 
‥だから勝たなくていいってむかっ
 
 
奥さんの前で点なんか決めなくていい。
決めてほしくなんかない。
 
 
あたし、また不機嫌。

 
今も変わらないけど‥
あたしと奥さんの板挟みで
本当に彼は大変だと思う。
 
 
たまに "可哀相だな‥" って
思う時もあるけど、
こうなってしまったら
あたしも後には引けない‥
 
 
なるべくあたしといてもらい
一緒にいない時はメール。
 
 
メールの返事が遅いと
また あたしの文句‥
 
 
きっと 家にいる時は頻繁に
携帯を触れないだろう。
 
 
でもあたしにメールをしなければ
あたしの機嫌が悪くなる。
 
あたしにメールばっかりしてれば
奥さんが怪しむ。
 
 
本当、大変だと思う‥


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不倫 ~試合~

テーマ:ブログ
 
もう それからは
あたしの我が儘放題。

ことある毎に不機嫌になったり
すぐにへそを曲げる。

自分でも嫌になるくらい。


奥さんの妊娠を聞かされてから
4ヶ月後に あたしは
五百円玉大の円形脱毛症が
2カ所できてしまった。


彼は責任を感じたのか
いつもに増して優しくしてくれた


その反面、
すぐにわかるような
嘘をつかれたり
ドタキャンされたり
いろんな事があった。


奥さんの妊娠後に
あたしが出した条件も
2つとも守られはしなかった。


でも条件で出した試合以外は
ほとんど毎回、
あたしを連れて行ってくれるようになった。


試合会場はどこも
遠いとこばっかりだったから
普段、遠出もデートも
なかったあたしにとっては
すごく嬉しい事だった。


 
でも会場に着くと、
彼とあたしは全くの別行動‥
 
 
会場内で擦れ違っても
目すら合わせてもらえない‥
 
 
"奥さんとは一緒にいるくせに‥"
 
"奥さんとは笑って話してる
くせに‥"
 
"奥さんとは車から降りて 会場
まで一緒に歩いて行くくせに‥"
 
"奥さんとは会場から車まで
一緒に歩いて戻るくせに‥"
 
 
"奥さんとは‥ 奥さんとは‥"
 
 
改めて現実を思い知らされた。


彼と一緒に試合に行った
ある日の翌日…
 
 
彼は用事があって
早起きしなければならなかった。
 
 
起きる時間に
あたしはメールを送ってみた。
 
 
【おはよう。昨日はありがとう
 ちゃんと起きれた?】
 
 
 ………送信………
 
 
"あれ? 送れない‥"
 
 
3回くらい送ろうとしたが
エラーになってしまう。
 
 
"そうだ!! ショートメールしてみよう"
 
 
【おはよう。起きれた?
 メール送れないよ】
 
 
直後に知らないアドレスから
メールがきた。
 
 
【おはようドキドキ
 ちゃんと起きれたよ
 メール送れない?】
 
 
よく見てみる‥
 
 
何このアドレス‥

 
彼から来たメールのアドレスは
《奥さんの名前入り》
のアドレスだった。
 
 
私【何、このアドレス‥
 ムカツクんだけど‥】
 
カレ【どんなアドレス?】
 
私【大切な奥さんの名前入り】
 
カレ【昨日帰ってから大喧嘩して
 嫁に勝手に変えられた汗
 前のに戻すね】
 
 
彼はすぐに元のアドレスに戻した。


どうやら、
試合には毎回一緒に行ってたのに
奥さんを連れてかなくなった事で
奥さんが怪しく感じたらしい‥
 
 
行く前から色々と言われ
帰ってからは大喧嘩になったみたい。
 
 
携帯をチェックされて
アドレスを勝手に変えられたんだろう。


 
あたしは旦那の携帯を見た事が
ない。
 
 
奥さんは相当 彼に惚れているんだろうな‥
奥さんも不安なんだろうな‥
 
 
でも、あたしも奥さんと同じ‥
 
 
彼に惚れ込んでる。
彼に対して不安がたくさんある。
 
 
奥さんには負けないくらい‥


2010-05-01 12:10:55

不倫 ~嫉妬~

テーマ:ブログ
 
"奥さんが妊娠したら
絶対別れよう"
 
‥そんな強かったあたしの意思は
もろくも崩れ、彼と一緒にいる事を自ら選んだあたし。
 
 
それから あたしの
我が儘、嫉妬、独占欲が
酷くなっていくのに
そう時間はかからなかった。
 
 
少しでも時間があれば
彼に会いたくて
独占してたくて
彼の帰宅時間を遅くして
少しでも家にいる時間を
減らしてやりたくて‥

例え、20分でも30分でも
彼に会えるのならば
往復1時間かけてでも
会いに行っていた。
 
 
彼の練習が終わる時間が遅くて
夜中の1時すぎから会った事も
あった。
 
 
それでも あたしは満足だった。


2005年の7月、8月は
毎日のように会っていた。
 
 
ある日、彼が休みの日
あたしは いつものように彼に
【会いたい】と言っていた。
 
 
彼は
【Mさん一家とカブト虫を採りに
 行く約束をしてるから
 今日は無理だよ。。
 ごめんね。。】
 
と‥
 
 
奥さんも一緒に行くと聞いて
あたしは 不機嫌になり
彼が家を出る直前まで
駄々をこねた。
 
 
そんなあたしを無視して
彼はカブト虫を採りに
奥さんも連れて出掛けてしまった
 
 

彼の休日は 木曜日と土曜日。
たまに日曜日や祝日にも
休みが入る時もある。
 
 
木曜日と土曜日以外は
彼からは『〇日休みだよ』なんて
教えてくれないため
あたしは当日になって初めて
"休みだったんだ‥" と知る。
 
 
奥さんが妊娠する前、彼は
 
『休みの度にどこかしら
 出掛けてるよ‥
 どこも行かない日は
 ほとんどないよ‥』
 
って言っていた。
 
 
妊娠発覚前は
あたしも猫を被ってたから
文句も言わず 黙って聞いてた。
 
 
そんな過去の会話の一つ一つが
後に、彼自身、自分で自分の首を絞めてしまったようなもんになっていく‥


 
あたしは 妊娠が発覚してから
 
【奥さんと仲良ししないで】
【奥さんと一緒にいないで】
【一緒にどっか行かないで】
 
って 異常なくらい
奥さんにやきもちを妬いて
彼にも言うようになった。
 
 
奥さんに対して
《女として負けたくない》って
意地もあったのかも知れない‥
 
 
彼も奥さんを妊娠させときながら
【仲良しなんてしないよ】
 
 
全然メールくれないくせに
【一緒になんかいないよ】
 
 
あれほど出掛けてたくせに
【どこにも行ってないよ】
 
 
一応 否定はする。
 
 
でも、信じられるはず‥ ない。

 
揚げ句の果てには
 
【嫁の事は愛してない‥
 愛せない‥】
 
 
"だったら休みの日だって
あたしに会いに来てよ‥"
 
"愛してないなら家にいないで
あたしのために出て来てよ‥"
 
 
あたしは彼の休みの日に
【会いたい】と駄々をこねる。
 
 
でも彼は危険な橋を渡らない。
 
 
あたしが【会いたい】と言って
会えた日はほとんどない。
 
 
会う時は 時間も曜日も
ほとんどあたしが彼に合わせてる
 
ぢゃなければ 会えない。
 
 
そんな事にすらも腹立たしく
感じるようになってきてた‥


 
あたし自身、旦那と一緒に
暮らしてて
 
自由な時間がなければ
こんなふうにはならなかったの
かも知れない。
 
 
あたしには自由な時間が
多過ぎた。
 
 
旦那は休みの日は
朝から晩までパチンコ屋に
入り浸り‥
 

ゴルフ.飲み会.結婚式‥
家を出れば 二次会 三次会は
当たり前‥
 
 
別居してるから
何時に帰ってきたのか
家に帰ってきたのかすらも
わからない‥
 
 
子供の事にも全く無関心‥
 
 
子供の入学式.卒業式.運動会など
一つも参加した事もない。
 
 
子供が怪我や病気をしても
病院になんか一緒に行っても
くれない。
 
 
あたし自身がそんな夫婦だから
どうしても 彼が
 
《奥さん.家庭を大事にしてる》
 
ように見えて仕方なかった。
 
 
自分が旦那にしてもらった事がない事を、彼は奥さんにしてあげてる‥

ただのあたしの
無い物ねだりの嫉妬だよね‥

 
あたしは 彼が休みの度に
機嫌が悪くなる。
 
 
彼もそんなあたしを宥めるように
休みの日、
何か用事を見つけては
家を出て来てくれるようになった
 
 
それでも あたしは
 
《何かのついで》
 
が、気に入らない‥
 
 
時間も夜11時すぎとか
遅い時間ばっかりで
それも気に入らない‥
 
 
《あたしに会うためだけ》
 
に、
 
《もっと早い時間から》
 
出て来てほしかった。


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