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口蹄疫発生2カ月「消毒徹底を」 宮崎知事緊急アピール '10/6/18

 宮崎県の口蹄こうてい疫問題で東国原英夫ひがしこくばる・ひでお知事は17日、記者会見し、畜産農家や一般の県民に消毒の徹底をあらためて求める「緊急アピール」を発表した。最初の感染確認から20日で2カ月。さらなる感染拡大を防止するため、靴や車の消毒のほか石灰散布、消毒マット設置などを要請した。

 作業服姿の東国原知事は「えびの市が6月4日に沈静化した後、どこかで気の緩みがあったと反省している。都城市や国富町などで新たに疑いが確認され、大きなショックだ。まん延防止のために、基本的な消毒を再度徹底してもらう必要がある」と強調した。

 24日公示の参院選にも言及し「人や車の動きが活発になるので、意識を高め、消毒を万全にしてほしい」と呼び掛けた。

 感染疑いで殺処分対象となった牛や豚などの処分は16日までに9割を超えており、知事は「20日前後に処分を終わらせる」とした。




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