「岡本ホテル」会員権販売会社の破綻　存続心配されるコンパニオンとの過激な宴

「岡本ホテル」の破綻を受け、同ホテルの名物「殿方宴会プラン」にも注目が集まっている。その「過激な宴」の実態とは･･･

　出資法違反（預かり金の禁止）の容疑で、警視庁などに家宅捜索を受けていた、ホテル会員権管理・販売会社「オー・エム・シー」（東京都中央区）について、東京地裁は10日、破産手続き開始を決定した。負債総額はおよそ198億円。今回破たんした「オー・エム・シー」は、静岡県熱海市をはじめとして、新潟、山梨、神奈川、福井、兵庫、三重の7県にある、11か所の「岡本ホテル」などが利用できる会員制リゾートクラブ「岡本倶楽部」の、会員権を販売する会社。

「オー・エム・シー」の破たんを受け、すでに宿泊客の受け入れを取りやめているグループホテルもあり、「いずれすべてのホテルが閉館せざるを得なくなる」との声が聞かれている。出資法違反容疑で捜索を受けていることや、会員権の買い取りを求める会員に対して、支払いに応じないといったトラブルが発生している現状からすれば、「一刻も早く全ホテルを清算し、被害者に返還すべきである」という声が上がるのは当然である。しかし一部の「岡本ホテル」ファンからは、「何とかホテルは存続してほしい」という声も聞かれている。

　なぜ、閉館を惜しむ声があるのか。実は、ホテルの宿泊コースに、知る人ぞ知る、ピンクコンパニオン付の宴会コース「殿方宴会プラン」があり、一部のファンから根強い支持を受けていた。

「熱海　岡本ホテル」の「殿方宴会プラン」をみると、様々なコースがラインナップに収まっている。例えば「ウキウキパック（11,800円〜）」は、宿泊客5名にコンパニオン1名が同席するコース。3名に1名となると「ワクワクパック（13,800円〜）」、2名に1名だと「ドキドキパック（15,800円〜）」、1対1では「メロメロパック（19,800円〜）」となっている。さらに、2,000円プラスすれば、お色気たっぷりのコスチュームを身にまとった「コスパニオン」が隣でお酌をしてくれる。スチュワーデスにはじまり、チャイナドレス、レースクイーン、看護婦、セーラー服･･･、などなど。コスチュームは宿泊客のリクエストに応じてくれる。

　これだけでもすごいと思うのだが、チラリズムだけでは満足できない「上級者」向けのコースもある。それが、ピンクコンパニオンが同席してくれる、「スーパーコンパニオン」コースだ。このコースになると、女性がシースルーのコスチュームで登場する。ただし、それだけではない。ネットなどで利用者の声を検索したところ、とてもこのページでは公表できないようなサービスに遭遇した人も。そんな過激な夜を体験すると、リピーターになるのもうなずける。16日現在、「熱海　岡本ホテル」は宿泊客を受け入れている。今ならまだ、夢のような夜を体験できるかもしれない。

【関連記事】
・外国人が「狂っている」と驚愕した日本6つの若者文化
・「ビール会社は高給」という定説は健在　40歳で1000万円を突破し、50歳で1200万円
・AKB48はなぜトップアイドルになれたのか　ヒットの裏に隠された「AKB商法」のカラクリ
・優待三昧生活の私がチェックした6月の優待銘柄たち


サイトウ イサム、 加藤　秀行［著］

■記事全文へ