自民党の参院選用のポスター「いちばん。」を発表する谷垣禎一総裁(左)と小池百合子広報本部長=10日、自民党本部
自民党は10日、参院選に向けた新しい政治活動用ポスターを発表した。キャッチフレーズは「いちばん。」。人さし指を立てた谷垣禎一総裁を、劇画に出てくる登場人物のようなタッチであしらっている。谷垣氏が最近の街頭演説で多用しているポーズだ。
「いちばん。」には、自信を失いかけているとも言われる日本が、製造業や科学技術などでもう一度「いちばん」の国になる、という意味を込めたという。
谷垣氏は記者会見で菅直人首相のキャッチフレーズ「最小不幸社会」に触れ、「縮み志向のようだ。『最大幸福』という言葉はあるが、『最小不幸』は何かネガティブ。我々は縮まずに伸びるんだというイメージ」と対抗心をあらわにした。