口てい疫防止 選挙で配慮要望
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口てい疫防止 選挙で配慮要望

6月18日 19時36分

今月24日に公示され、来月11日に投票が行われる参議院選挙で、宮崎県選挙管理委員会は、選挙運動を通じて口てい疫が拡大するのを防ごうと、立候補を表明している陣営に対して、候補者と有権者の握手の自粛や、家畜の移動制限区域内ではなるべく車から降りないことなど、選挙運動に配慮を求める異例の文書を送りました。

この文書は、参議院選挙の宮崎選挙区に立候補を表明している3人の陣営に対して、宮崎県選挙管理委員会が17日付けで送ったものです。文書では、口てい疫の感染拡大を防ぐため、個人演説会や街頭演説などは「可能なかぎり自粛が望ましい」としたうえで、畜産農家に出席の要請を行わないことや、人の接触によってウイルスが広がらないようにするため、候補者と有権者の握手を自粛することなどを求めています。また、家畜の移動制限と搬出制限の区域内では、なるべく車から降りないことなども求めています。宮崎県選挙管理委員会は「あくまで『お願い』の文書で、選挙運動は公職選挙法に抵触しないかぎりは、自由に行われるべきものだ」と話しています。今回の対応について、総務省は「配慮をお願いする範囲であれば問題はない」と話しています。