風来伝記

　あけましておめでとうございます。
　もう二月ですね。

　いえ、本当に忙しかったんです。
　別にエロゲーをやってて忙しかった訳じゃないです。
　ちゃんと学業で忙しかったんです。……ほ、本当だよ。


　あと、ついでですが、
　風来伝記一周年です。
　先月ですが。
　これからもチョクチョク書いていこうと思います。
　また長期休業が入ると思いますが。

　今日は学校の現クラスでは最後の飲み会に参加してきました。
　いままでは飲み屋が通例でしたが、今回は焼肉屋です。
　総勢二十名以上の面子　＋　もちろんクワトロ教諭も参加です。

　皆が生中やカシスを頼む中、私は当然のようにカルピス（ソフトドリンク）で。
　酒は極力飲まぬ主義です。
　隣のマゲと一緒にジュースで乾杯しました。

　各卓には焼くフィールド（七輪？）が二つ。各卓の面子は八人。
必然的に四人ずつ左右の焼き場に分かれて肉を焼くことになります。
ただ肉は各卓に皿大盛りで配備されます。
まあ、早い者勝ちです。

　肉争奪戦争勃発。

　肉を鷲づかみにして、焼き場に放り込みまくる我が右手のトング。
　隣の面子は各人数枚ずつ丁寧に焼いておりますが、
　こちらの焼き場はすでに肉とイカでびっしりと敷き詰められています。

　善兄ぃ曰く、
「野菜が足りないなぁ」
　確かに。来週は健康診断があるし、肉ばかりでは体に悪いよね。
　ただ我らの焼き場には、もう空き地がないのですが。

　まぁいいや。
　肉の上に野菜を乗っけてしまおう。
　何の料理だ、これ。
　肉の上に野菜を乗っけたため、焼けたかどうか分からず、
　戦死者（焦げた肉）が多量に出ましたが、
　タレをタップリつければ食べれるさ。

　さて、気分よく食べてた我らですが、一つの疑問が。
　これって食べ放題なの？

　ふむ、飲み放題なことは確定しておるのだが。
　幹事、桃召喚。
「ご飯はお代わり自由だぞ」

　ああ、ご飯だけなの。
　じゃあ、ご飯だけお代わりを。
　肉を凄い勢い食べてしまった我らは、ご飯のみの晩餐に。
　こうなりゃコースとは別途で、肉頼んじまうか。

　ご飯を持ってきてくれた店員さんに追加オーダーを頼もうとすると
「食べ放題コースなので、時間内でしたらお代わり自由ですよ」

　ちょっと来い、幹事。
　この卓の面子で袋にしようと思ったが、注文が先だ。

「じゃあ、カルビとロースを八人前ずつお願いします」

　店員さんが了承した後、固まったこの卓の面子。
　ん、何か俺は変なことを言ったかい？

「そんなに食えねぇよ」

　ええっ！？　一人一人前ずつ食べれば大丈夫だよ。
　どうやら俺の空腹状態と皆の空腹状態は違ったらしい。
　む〜、余ったら他の卓の人に分けてあげるとしよう。

　十分後。

　カルビ、ロース計十六人前、完食。
「案外食えるもんだね」
「ああ、食べれたね」

　特に問題なく食べれました。
　どうやら次がラストオーダーだそうです。

「じゃあ、カルビを二人前お願いします」
　まだ、食べます我ら。元は取りましょう。

　さすがにお腹一杯になりました。
　この面子で集まることはもう無いのか。
　それはそれで寂しいような気がした、冬の夜でした。