眠き事この上なし。
今日は(とはいえこの文章を書いている日から随分と時間が経ったが)、
ウチの学校の学際のようなものが愛知体育館にて開かれる。
開始時間は
午前十時三十分となっている。
ちなみに今日は夜勤のバイトがあった。
午前九時まで。
今日はフルスロットルだ。
百十四話 服探し
布団の中でぐっすり眠れること。
これが至高の幸福だと感じられる今日この頃。
それでも学際には行かねばならない。
一応これは学校行事なので出欠を取られる。
こんなことで俺の皆勤賞を逃してなるものか。
駅にて学校の知人メンバーと合流し、雨の中、愛知体育館へと足を進める。
若干一般客の冷めていた学際をそれはそれなりに楽しんだ。
ゲストのPUFFYのライブでは無駄に盛り上がってみた。
別にファンという訳ではないのだが。
さてそんな学際後、知人メンバーの一人がこう聞いた。
「じゃあ、ここからどうする?」と。
どうするも何も、
連続起動時間が十六時間を越えている俺としては、ウチに帰って寝る以外の選択肢がないのだが。
「東急ハンズに行って、馬の面でも買ってくるかな」
と一人の男が言った。
馬の面か。
俺も購入しなければなるまい。
三日後に俺達には体育祭が控えている。
俺達のクラスは
ネタに走る気満々なので、見た目を少々変えてみようという趣向なのだ。
一応明日も学校を休みだが、一日で俺の探し物が見つかるとは限らない。今日動いておくか。眠いけど。
ちなみに俺の探し物とは。まあ体育祭当日に着る服なのだが。
動きやすさを重視して
ゴスロリの服にしようと思っているのだ。
「俺はゴスロリの服を探しに大須に行ってくるよ」
大須、大須かぁ。
皆で相談したところ、ネタ班全員で大須に行くことに決定した。
男四人衆が大須に到着。
もう昼は過ぎているのでとりあえず腹ごしらえ。
スパゲティ屋で全員が
オムライスを頼むという暴挙に出ながら昼食を済ます。
「ゴスロリの服ってどこら辺に売ってるのだろうか」
俺が問うてみる。
「俺の知ってる限りではこの店ぐらいしか知らないな」
メンバーの一人、ヤマトタケル君がそう指差した店。
店先にはメイド服やらフリフリのスカートやらが配置されていて、まさにゴスロリの服を扱っていそうな店だ。
しかし。
男四人衆の入る場ではないような気がする。
「あ〜、どうしようか」
「とりあえず少し大須をうろつこうか」
入店断念。
だが後にこの店に寄る事になるのだが。
大須をぶらつきながら、ネタになりそうな服を探す。
以外にないものだね、
変な服って。……当たり前だが。
「ここなんてどうだろうか」
メンバーの一人、モモタロスが店を指差す。
店の壁にメイド服やらネタに走れそうな服が飾ってあった。
だがこの店、
完全にAVショップである。
男四人衆、
躊躇なく店内に侵入。
男四人衆が女性用の服を扱っている店に入れば不振だが、AVショップに入って場合はまったく違和感がない。
「無いなぁ、無いなぁ」
AVショップにて服を探す男四人衆。
見た目はただの変体集団ですが。
服は見つけたものの、下ネタにしかなりそうな服しかない。
下ネタはいけない。
体育祭で入場規制されそうだし。
ここでヤマトタケル君はバイトの面接なので一時離脱。
残った三人でゲーマーズに行くことにする。
ゲーマーズにはコスプレコーナーがある。
が、一着一着が高いなぁ。
メンバーの長、真兄さんがウィッグを見たいそうなので、ウィッグコーナーへ。
真兄さんは
メイド服を着ることが確定しているので、それにあったウィッグを選ぶことに。
店員さんを呼んで、いろいろな髪型を試着していた。
「真兄さん、これがいいんじゃない。このピンクのやつ」
モモタロスがピンク色のウェーブのかかったウィッグを指差す。
ピンクは……、厳しいだろう。
一発は受けると思ったけど、一日中はさすがに厳しいと思うし。
モモタロスは無視し、俺と真兄さんと店員さんで話し合いを進める。
暗めの茶のショートを真兄さんは選択。ヤマトタケル君の面接が終わったそうなので、全員で名駅へと向かう。
ヤマトタケル君合流の後、東急ハンズにて当初の目的の馬の面を購入。
これがとある競技にて役に立つ。
日が暮れてきたのでここで解散。
結局、ゴスロリの服を見つけることは出来なかった。
明日、栄にでもいってくるか。
つづく。

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