2010/06/17
北九州市は5月18日、小倉北区浅野の港湾地区に、太陽光・風力発電設備や噴水を備えた多目的広場を整備する計画を発表した。JR小倉駅北口前に、自然エネルギーを生かした「癒しと憩いの広場」を設ける。2011年6月に完成する予定だ。
小倉駅都心部の低炭素型まちづくりの一環。小倉駅北口地区の中央を南北に通る都市計画道路浅野町線のシンボルロード整備で、幅90mの道路の中央部に1万6800m2の広場を設ける。併せて広場につながる小倉駅北口のペデストリアンデッキ(歩行者回廊)には、太陽光パネルを設置して、クリーンなエネルギーを生み出す。
広場の大きさは全長315m、幅64m。中には、憩いの場を演出する噴水広場、多目的に利用できる広さ7400m2の大芝生広場、全体を見渡すことができる展望デッキを建設。広場入り口部分の両脇に風力発電の風車を各1基置く。また外周園路はゴムチップ舗装として、ジョギングなど運動する人にも配慮する。事業費は約11億円だ。
ペデストリアンデッキの太陽光パネルは、約1800m2、発電能力90KWで、一般住宅のおおむね24世帯分に相当する。また照明をLED照明に取り替えて81KWの節電を行う。事業費は約1億4000万円だ。
市では、大芝生広場や透水性舗装によるヒートアイランド現象の緩和などの効果と合わせ、シンボルロードで年間87トン、ペデストリアンデッキで年間67トンのCO2削減を目指す。
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更新:18日20時51分
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