境川親方、涙ながらに謝罪 玄関閉ざされた時津風部屋

 東京都足立区にある境川部屋と、墨田区の時津風部屋には朝から多くの報道陣が集まった。日本相撲協会に野球賭博への関与を認める上申書を提出した幕内の豪栄道関と豊響関らは境川部屋で非公開で朝げいこを行い、部屋から出てくることはなかった。

 二人の師匠の境川親方(元小結両国)は沈痛な面持ちだった。午前と夕方の2度、部屋の前に出て報道陣に対応し「お騒がせして申し訳ございません。警察の指導で相撲協会に一任しており、何も言うことはありません。すいません」と目に涙を浮かべて頭を下げた。

 また、午後3時ごろに部屋を訪れた警察官2人は、20分ほど滞在し「交通整理などについて話し合っただけ」と言って引き揚げた。

 相撲協会に野球賭博にかかわったことを認めた時津風親方と弟子の豊ノ島関が所属する時津風部屋も、玄関を閉ざしたまま軽めの朝げいこ。時津風親方が昼すぎにおわびのコメントを出した。

(2010年6月18日)

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