邦人男性記者 タリバンが拘束
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邦人男性記者 タリバンが拘束

6月18日 4時26分

アフガニスタンで行方がわからなくなっている日本人男性のフリージャーナリストについて、現地の治安当局は、反政府武装勢力タリバンが男性を拘束し、解放の条件として身代金を要求していることを明らかにしました。

行方がわからなくなっているのはアフガニスタンを訪れていたフリージャーナリストの常岡浩介さんで、ことし3月下旬にタリバンの取材のため北部のクンドゥズ州を訪れたあと、連絡が途絶えています。アフガニスタンの治安当局によりますと、常岡さんは、クンドゥズ州で活動するタリバンのグループに拘束されており、タリバン側は、解放の条件として日本側に身代金を要求し、アフガニスタン政府も交えて交渉が続けられているということです。また、このグループはクンドゥズ州を中心に監禁場所を変えながら常岡さんの拘束を続けているものの、常岡さんの健康状態に問題はないということです。ただ、タリバンのスポークスマンはNHKの電話取材に対し、「情報を把握していない」として関与を否定しており、地元のタリバンのグループが指導部の許可を得ずに常岡さんを拘束している可能性もあります。現地の日本大使館は、犯行グループから接触があったかどうかを含め「一切、答えられない」としています。