6月の「牛乳月間」にちなみ、県牛乳普及協会(奥木功男会長)はこのほど、大澤正明知事に県産牛乳とヨーグルトを贈った。県庁を訪れた同協会のメンバーは知事に、牛乳が持つストレス緩和効果などをPRした。
牛乳月間は、01年に国連食糧農業機関(FAO)が6月1日を「世界牛乳の日」としたのをヒントに08年、日本酪農乳牛協会が定めた。昨年はサッカーJ2のザスパ草津のホームゲームで入場者に牛乳を配ったが、今年は宮崎県で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の感染が拡大しているのを受け、「酪農家が不特定多数の人と接触するのは避けるべきだ」と判断し、取りやめた。
JA群馬乳販連の生方高一総務部長は「キャンペーン縮小は残念だが、より多くの人に酪農に関心を持ってもらい、牛乳を飲んでほしい」と話した。【奥山はるな】
毎日新聞 2010年6月16日 地方版