口てい疫 増員の準備伝える
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口てい疫 増員の準備伝える

6月17日 18時37分

北澤防衛大臣は、宮崎県の東国原知事と会談し、口てい疫の問題で、家畜を埋める作業などに当たる自衛隊員について、最大で1100人余りを増員する準備があることを伝えました。

宮崎県で広がっている口てい疫の問題で、政府は、家畜を埋める作業などに当たるため、およそ340人の自衛隊員を派遣しており、北澤防衛大臣は17日、宮崎県を訪れて、川南町の農場で隊員が活動している様子を視察しました。このあと、北澤大臣は宮崎県庁で東国原知事らと会談し「感染拡大に備え、230人を追加派遣できるように準備しているほか、今後、さらに拡大した場合には、九州一円から900人を派遣する準備もしている」と述べ、自衛隊員を最大で1100人余りを増員する準備があることを伝えました。これに対し東国原知事は「未曽有の事態になっているが、1日も早い収束を目指して、国と地元が一丸となってまん延防止に努めたい。自衛隊にもいっそうの協力をお願いしたい」と述べました。会談のあと、北澤大臣は記者団に対し「一刻も早く感染を封じ込めなければならず、防衛省としてもできるかぎりの対応をする。また農家への補償についても、国全体でしっかり対応しなければならない」と述べました。