家畜の伝染病口てい疫の問題の影響で、宮崎県産の野菜や果物に対して、不当な値下げが要求されているなどといった情報が寄せられていることから、農林水産省は、風評被害に対する監視を強化することにしています。
農林水産省によりますと、口てい疫の問題が続いている宮崎県の野菜や果物に対して小売店などが不当な値下げの要求や、買い取りの拒否を行っているといった情報が寄せられているほか、店頭で宮崎県産ではないことを強調するなどの不適切な扱いが見られるということです。これらについて農林水産省は、重大な風評被害だとして▽小売店の店頭での宮崎県産の食品の扱いなどを調査するほか、▽口てい疫に関連して不適切な扱いについての情報を相談窓口で新たに受け付けるなど、今後、監視を強化することにしています。さらに、農林水産省は、食品流通関連の業界団体にも協力を求めるなど風評被害を防ぐための対応を強化する方針です。