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2010年6月17日木曜日

レポート作成

レポートの作成に関しては、基本となる手引き書がありますので、自分に合いそうなものをアマゾン等で購入してください。
それから、レポートは「手書き」と「ワープロ可」があり、手書きは面倒である。

ワープロの書式設定は、レポート用紙の見本に従い、フォーマットを作っておくと毎回使える。ちなみに私はこのような設定で行っております。

《ワード2007でのページ設定》
 ・用紙サイズ A4 横書き
 ・文字数:39文字 字送り 12pt
 ・行数 20 行送り 30pt

《余白設定》
 ・上 50mm 下 25mm 左 22mm 右 19mm 

文字数は1単位2000文字が基本ですが、2単位では4000文字ですが、1、2割程度増えても問題ないようです。
次に構成です。私の場合は、概ね下記のような構成をしております。

題目(課題に沿ってオリジナルで設定する)
はじめに(序論:イントロ部分+結論を書く場合もある)
第1章(本文)
第2章(本文・展開)
第3章(本文・反論・結論・まとめ)
おわりに(考察・持論)     

その後に、引用と参考文献で完成!
引用部分は必ずわかるように注釈をつけて最後にまとめる。
テキスト(参考文献)『〇〇〇〇』のp〇〇 l.〇〇と書いています。
参考文献は図書館やアマゾンで集め、不要になったものは欲しい方に差し上げます。
基本的に参考文献は3~5冊の場合が多い。

また4000字のレポートは「卒論の練習」だそうです。
通信は卒論が必須項目ですので、避けられないし、そういった気持で書くと良いらしいです。
卒論では4000字が1章の構成で考えれば、その重要性がわかる。
つまり、40,000文字の卒論は、レポートをざっと10本書く感覚で良いということですね。

返却済みの合格レポート!


(注意)
ネットなどでの情報は、全て当局が把握しているようですので、コピぺは確実に不合格になります。
また、処分の対象になっている。
最近になって、コピペを見つけるソフトを導入したと聞いた。
レポートが販売されているが、それを買っても高評価は期待できないし危険。
また法学部専門レポートはC合格をあまり聞きません。私もCレポはない。
つまり7割以上の完成度が求められるのかもしれない。

履修計画の作成

入学をまずやることは、「塾生ガイド」を熟読すること。そして「履修計画」を作成すること。
入学課程に合わせて、最低在籍期間があるので、最低それだけは在籍しないと学位はいただけないが、最長12年在籍できるので、それぞれの環境に合わせて、目標設定をたてる。もちろん、途中で変更はつきもの。最初は無理のない計画を立てればよい。

116単位をテキスト及びスク等で取得するわけなので、在籍年数で割れば、およその年間取得目標は立つ。ただし、ラスト2年は卒論があるので、その分を計算に入れておくことが大切。
平均して週4時間程度学習できる環境の方であれば、およその目安として、
普通入学で6年前後の目標を定めて、年間20単位をキープして最初の2年間は25単位を目標にするとよいでしょう。学士入学の場合は、3年~4年が多いかと思うが、その場合は35単位を目標になる。

そして、塾生ガイド、履修要項などを参照し、各分野と科目群、単位数など一覧表を作り、エクセル等で総合的な履修計画を作成することをお勧めする。
優先順位は、英語、3分野、専門科目です。専門の中では、必修科目から取っていきましょう。

スクーリングはなるべく早いうちに、可能な限り履修すべきです。職場には早めの休暇願を出しておくことが大切でしょう。
初年度は4科目の8単位を目標に、仕事の都合がつかない場合はEスクで振り替えもあり。
ただし、Eスクは競争が激しく受講不可となる場合があるので、あくまでも予備的に考える方がいい。私は、ダメ(不許可)でした。
ですが、Eスクとてレポート、科目試験があります。特に科目試験はその群の別の科目が受けられないので、ある意味よし悪しということも言える。
(特に短期卒業で多くの単位取得を目標にしている場合など影響があります)

下記、私の履修計画表です。初期のころとは大幅に変更していますが、、、
学士入学の方には参考になると思います。

2010年6月16日水曜日

英語科目の重要性

英語は、学士入学者においても必修であることは既に書いたが、慶應の英語は侮れない。テキストで6単位、スクーリング等で2単位取らなければならない。

難易度は、易しい方から、英語Ⅱ→英語Ⅰ→英語Ⅶ(英語Ⅲ)。
文法的には英検準2級レベルと言っている人がいました。
しかし、英語は基本的に暗記力が試される。テキストをひたすら暗記すれば、単位は取れる。
英語に限らず、合格の評価は、およそ60点~70点がC、70点~80点がB、80点以上がAで、60点未満はD(不合格)であるが、科目や先生の性格にも大きく違いがある。
また、Aが25個以上あると大学院への道も開けるようである。
スクーリングの英語R/Wは、先生によって難易度が大きく違うようだが、2010年の夏期スクーリングで受講するので、その後に報告したい。

とにかく、入学したら、英語のテキスト科目を1年目で終えることが大変重要であり、
特に、短期卒業を目指す(学士入学の)場合、秋の卒論登録のためにはテキスト6単位の取得が必要。ちなみに、私は7月で英語Ⅱ、10月で英語Ⅰ及び英語Ⅶを取得した。
普通入学者でもその他の科目と並行しつつ、早めに英語のテキストは終えられることが望ましい。

慶應通信という場所

バブル期に地方の公立高校、都内の私立大学を卒業し、サラリーマンを経て、起業し40過ぎてのち、政治学を学べる通信制の大学(選択肢はなかった)ということで慶應義塾大学の通信法学部乙類(政治学科)に入学した。

通信は慶應に限らず、ほぼ全入であり、普通に高校卒業(実業高校でも)していて
かつ、それなりの小論文が書けるか、書いてくれる人がいれば入学できてしまう。
毎年4月入学と10月入学の2回募集があり、それぞれ「さくら組」、「もみじ組」と呼ばれる。
つまり、試験はなく、学生(塾生)も多種多様で、10代~70代まで、老若男女が大学生となれてしまう。毎年1000人程度入学してくるが、概して、少々変わった人物が多い気がする。また、驚いたことに、30代の独身の男女が多い。社会に出て学歴に苦しんだ人や出会いを求めている人までいる。学力は、東大を出てから来る人もいれば、英検3級以下の人もいるため内部の偏差値は50程度といったところか。
一方で、社会に適合できない人や偏った主義主張を正義感を持って振りかざしたりする人も少なくない。人としての礼儀や道徳心といったの基本的な部分が欠如している人が多いのは残念でならない。病んでる人たちの駆け込み寺と表現した人がいるが、通信学生が大学生として社会的に認知されない一端を感じてしまう。

ともあれ、その学習の中身は、意外にハードで3カ月に1回の科目試験に向けて、レポートを書きあげて試験とレポートがともに合格しないと単位の認定はない。また、夏休みや夜間でスクーリングといって、実際の大学の講義を受けなければいけない。地方の社会人学生にとっては、厳しいハードルであり、都内および通学圏内の学生はかなり有利であるともいえる。

卒業までの単位は、116単位と8単位の卒業論文の124単位が必要。
しかも、教授陣は通学制と同様の優秀な先生方であり、気を抜いて単位が得られるようなものではない。在籍可能期間は原則12年(最大15年)と長いが、卒業率は、法学部と経済学部が5%、文学部が8%、さらに卒業者の平均在籍期間は10年を超えている。通信の卒業生の学力は通学生の平均をしのぐという教授もいるようだ。(個人的には、それはないと思うが・・・)
実際に入学した人の半数近くは、初年度で消えるといわれる。2年目の学費を納めても年半ばで壁を越えられない人も多いようだ。勉強は置いておいて、学生というポジションに価値を見出す人が出てきてしまうかもしれない。大学側からすれば経営的には好都合の良いお客さんである。
慶早戦(慶應では早慶戦と呼ばない)の応援要員には最適でもある。
しかし、仮にも最古の私大を自負する大学には、今後、入学のハードルに関しては再考してほしいと願う。
ただし、卒業すれば、その学位記は通学制と同様のものであり、在学中は様々な差別(学費が安いので当然)こそあれ、それなりのラベルを手にすることになる。
ある意味、通信制は卒業して初めて慶應を名乗ることができるというのは納得できる話でもある。
私のような高齢者?では意味がないが、他大学を卒業した20代の方であれば、学士で入学し、短期で卒業して、履歴書に「慶應法学部卒」と書くことで、エリートと呼ばれるレールに乗ることは可能かもしれない。

過去の学歴によって、普通(高卒)、特別(短卒)、学士(大卒)に区分され、一定の単位は免除される。しかし、英語は全ての課程で必修科目である。大卒でも英語が必修なのは通信制では慶應だけのようだ。これが卒業率を下げている要因でもある。

私も決して優秀な方ではないが、老体に鞭打って現在まで、4回の試験及び昨年度のスクーリングを終え「47単位」を取得できた。目標の50単位は若干及ばず残念ではあるが、認定単位と合わせて87単位となっている。
また、卒業論文は5月に1回目の指導を終え、最短で終われば残り2回(1年)で完成の予定である。
現在のところ、まだ最短卒業(1%以下)の可能性を残している。
もちろん、自己の体調、仕事や家庭の問題など環境の変化で卒業が半年単位で延びることもあり得る。与えられた環境の中で、優先順位を間違えずに努力をしていければそれが、それぞれの最短であると思う。

これから、少しずつ学習記録を残し、腐らず真面目に勉強して短期での卒業を目指す人たちの参考になればと考える。

尚、昭和の私はネット上での議論は好まない、それほど暇ではない。
リアルであればいつでも徹底的にお相手する覚悟はある。