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佐渡ケ嶽部屋 琴光喜“自粛”でけいこ再開

 琴光喜不在でけいこを再開した佐渡ケ嶽部屋。琴欧洲(右から2人目)は琴奨菊との申し合いで汗を流した
 琴光喜不在でけいこを再開した佐渡ケ嶽部屋。琴欧洲(右から2人目)は琴奨菊との申し合いで汗を流した

 賭博問題で揺れる佐渡ケ嶽部屋は16日、千葉県松戸市内で琴光喜不在のまま朝げいこを再開した。佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、けいこ前に力士に事情を説明し「みんなで頑張って行こうと伝えた。若い人からも『一丸で頑張ろう』と声が上がってうれしかった」と語り、大関琴欧洲は先輩大関を気遣いながら「今まで以上にみんなで一生懸命やるしかない」と話した。

 琴光喜は名古屋場所の出場を辞退。本人のけいこ再開について、同親方は「世間の人に心配、迷惑をかけた」として、当面は自粛させる考えを示した。部屋近くの琴光喜の自宅は応答がなく、午後7時すぎに若い衆が衣服を詰め込んだ大きな紙袋を届けた。

 琴光喜は警視庁の任意の事情聴取に対して、口止め料として暴力団関係者に約300万円を脅し取られ、さらに約1億円を要求されたことも話しているという。警視庁は脅し取ったとされる暴力団関係者を、恐喝の疑いで立件する方針を固めた。

(2010年6月16日)
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