サッカーW杯:早くも準々決勝用ユニホームが到着(下)

自信満々の韓国代表、緊張の中にも活気

期待と緊張が入り混じる韓国代表

 チームの宿泊所は、ギリシャ戦のときよりも緊張感が高まっているという。ある代表チーム関係者は、「選手の多くは2006年ドイツ大会の苦い経験を忘れていない。あのときの失敗を繰り返さぬようにしようという雰囲気」と語った。

 06年大会は、状況が今大会と微妙に似ていた。韓国は当時、グループで最も弱いトーゴを第1戦で破り、第2戦では強豪フランスと引き分けた。だが、第3戦のスイス戦で敗れ、決勝トーナメント進出を逃した。

 アルゼンチンに敗れれば雰囲気が反転すると分かっている選手たちは、緊張の糸を切らさない。食事の時間にアルゼンチンの試合映像を見るだけでは事足りず、資料を各自部屋に持ち帰り、アルゼンチンの研究に没頭する選手が増えている。朴智星、李栄杓(イ・ヨンピョ)、奇誠庸(キ・ソンヨン)らが特に熱心だ。

 だが、緊張で押しつぶされそうになっているわけではない。16日午前、チームの宿泊所には、韓国から新しいユニホームが届いた。関係者によると、準々決勝以降に備えたものだという。「準々決勝用ユニホーム」の到着に、選手団の雰囲気も明るくなった。すでに「準々決勝まで行こう」という雰囲気になっているという。何人かの選手は14日に行われたメディアデーの場で、「監督が準々決勝まで行こうと励ましてくれた」と打ち明けた。「少なくともこの地で5試合は戦わなければならない」という言葉も、自然と出るようになった。

ヨハネスブルク(南アフリカ)=チャン・ミンソク記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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