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岩手日報が「論説」で小沢氏引退勧告 「使命果たしたのでは」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:民主党
今月4日、盛岡市の民主党会合で映されたビデオレターで、小沢氏が参院選後に「先頭に立つ」と意欲を訴えたことにも言及。選挙後も「連立維持なら菅首相の続投が前提」という見方を示し、小沢氏の発言に「不可解だ」と疑問を投げかけた。
さらに、「不意の『ハト鉄砲』を食らって冷静な判断ができなかったか」「『しばらく静かにして』と注文した菅首相の言葉に心を乱したのか」と小沢氏の心境を分析している。
岩手日報によると、「論説」は社の意見を訴える各紙の「社説」(産経新聞は『主張』)と性格がやや異なり、5人の委員が署名入りで執筆している。毎週末に論説委員会を開き、次週のテーマを話し合う。掲載前に委員が回し読みし、切り口などを手直しするケースはあるものの、基本的に筆者の見解が尊重されるという。
今回の筆者は、編集局長などを経て、3月末まで論説委員長を務めた宮沢徳雄委員。論説・制作担当の常務も兼ねている。
宮沢氏は、産経新聞の取材に、「各種の世論調査で『政治とカネ』など古い自民党的な体質に国民が嫌気を感じているのは明らか。地元に『小沢首相』待望論があるのは承知しているが、菅首相就任で民主党支持がV字回復しているのが現実。小沢氏は身を引くチャンスだと思う」と執筆の意図を説明した。
宮沢氏によると、今回の記事で、他委員から反論はなかったという。