JR大阪駅の新ビルに設けられる「天空の農園」のイメージ図=JR西日本提供
JR西日本は28日、大阪駅に2011年春開業予定の新ビル「ノースゲートビルディング」中層棟14階の屋上(地上76メートル)に「天空の農園」をつくると発表した。広さ250平方メートルで、米、野菜、果物を栽培してビル内のレストランで提供するほか、一部を市民に有料で貸し出す計画だ。
同社は新しい大阪駅全体を地球環境に配慮した「エコステーション」と位置づけている。中層棟10階のテラスには庭園(1千平方メートル)を設け、ヒートアイランド現象を和らげる効果に期待する。駅ホームのドーム屋根(1万8千平方メートル)に太陽光パネルを設けたり、屋根にたまった雨水をトイレで使ったりすることも計画している。
ビルにはこうした農園や庭園を含めて八つの広場ができる予定。それぞれに待ち合わせの目印になる様々なデザインの時計を設置するという。(小河雅臣)