骨折女、同じ日に別の乳児も「幸せな家庭がねたましかった」

2010.06.17

 栃木県足利市で乳児の足の骨が折られた事件で、傷害容疑で逮捕された無職、五月女(そうとめ)裕子容疑者(28)が、事件のあった同じ日に別の乳児の足の骨も折っていた疑いが強まったとして、同県警が、週内にも同容疑で再逮捕する方針を固めたことが分かった。

 同市や群馬県内では、同様の被害が十数件報告されており、県警で慎重に関連を調べている。

 県警などの調べによると、五月女容疑者は5月26日、同市内の子供用品店で乳児を連れた母親に声をかけ、乳児を抱くと、母親が目を離したすきに骨を折った疑いが持たれている。

 五月女容疑者が逮捕された報道をみて、乳児が泣きやまないことを不審に思った母親が病院に連れて行き、骨折が判明。母親が足利署に被害届を出した。

 五月女容疑者は同じ日に同じ店で、同様の手口で生後3カ月の女児の両太ももの骨を折ったとして、5月28日に逮捕された。五月女容疑者は調べに「幸せな家庭がねたましかった」などと供述しているという。

 同署には4月から「見知らぬ女に子どもを抱かれ負傷した」という相談が寄せられ始め、五月女容疑者の逮捕後は十数件に上った。

 

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