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【社会】

高速無料化、28日から 来年3月まで

2010年6月15日 夕刊

 前原誠司国土交通相は15日、地方部の高速道路を中心に37路線50区間を無料化する社会実験について、28日午前零時から実施すると正式に発表した。自動料金収受システム(ETC)の利用や車種にかかわらず、すべての車が対象で、期間は来年3月末まで。

 前原国交相は記者会見で「実験を通じ交通量や渋滞の変化、地域経済への効果などを調査分析する」と述べた。

 2010年度の無料化実験の事業費は1000億円で、対象は伊勢自動車道・紀勢自動車道(津−伊勢・紀勢大内山)や安房峠道路(中ノ湯−平湯)など。

 無料化対象区間には、今年7月と12月にそれぞれ開通予定で無料化区間に接続する東九州道の高鍋−西都(宮崎県、12キロ)、門川−日向(同、14キロ)を開通後、新たに加える。この結果、2月に発表した社会実験計画に比べて対象路線と区間数は変わらないが、延長距離が増え計1652キロとなり、高速道路全長の約2割に相当する。

 

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