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【プロ野球】阪神金本 ギネス認定 1492試合連続フルイニング出場2010年6月16日 紙面から
阪神は15日、金本知憲外野手(42)が樹立した1492試合連続フルイニング出場の記録がギネス・ワールド・レコーズ社からギネス世界記録認定されたと発表した。金本は同日、甲子園室内練習場で会見し喜びを口にした。認定証の授与式は29日の中日戦(甲子園)前に行われる。 ギネスブックにアニキの名前が載る。プロ野球界でも珍しい吉報に、多くの報道陣が会見場に詰め掛けた。そんな中、金本は「気持ち? とりあえず下柳が結婚して良かったです」。14日に結婚を発表した同じベテランの名前を出し、まずは周囲を笑わせた。 過去に王の本塁打記録、川相の犠打記録、最近では昨年6月にヤクルトが記録した11打数連続安打などが認定。それでも野球とあまり結び付かず、「ギネス? 何分以内に卵を食べるとか、綱渡りしたとか面白いマニアックな記録とか…」と実感はあまりわかなかった。「光栄なような、面白いような」との言葉が本音だった。ただ記録は二度と破られることがないといわれ、誇れる数字である。連続フルイニング出場の記録は99年7月21日にスタートし、06年4月9日にはカル・リプケン氏の持つ世界記録(903試合)を更新。4月18日の横浜戦で右肩痛により途絶たときは、1492まで伸ばしていた。 記録が途絶える原因となった右肩痛は完治していない。交流戦ではDH、代打出場で守備に就くことは一度もなかった。「僕は1試合でも早く、明日にでも(守備に)就きたい。でも林が調子いいし、『ゆっくりしてください』と言う。もう少し時間はかかると思う」。18日のリーグ再開からのスタメン復帰は難しいのが現状。一刻も早い完全復活が今は待たれるところだ。 (島田明) ◆球団3度目正直金本の連続フルイニング出場の記録に関して、阪神は過去2度申請したがいずれも却下されていた。カル・リプケン氏の世界記録を更新した際の06年に申請したが、認定されることはなかった。 酒井営業部長によると、今回は申請する前の段階での認定だった。資料をそろえ今度こそはと準備している際の5月28日、ギネス社側から内定の連絡が入ったという。そして今月2日に正式認定され、球団には翌3日に吉報が届いた。 「(06年当時は)連続試合出場はギネス記録の対象となるが、連続イニングは認定しないとのこと。過去、却下されたのを認めることがある。そのケースですと(書面に)書かれてました」と同部長。ギネス社側に基準変更があったことで、認定となったようだ。
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