首相、機密費使途全面公開の意向 一定期間後に鳩山由紀夫首相は23日の参院予算委員会で、実態が不透明と指摘される内閣官房報償費(機密費)について「4月から支出をすべてチェックする。適当な年月を経た後、すべてが公開されるようにすべきだ」と述べ、今年4月以降の使途を一定期間経過後に全面公開したいとの意向を表明した。 機密費をめぐっては、平野博文官房長官が昨年11月、今年4月から1年間の支出状況を検証した上で、公開の是非を判断する考えを示していた。首相の全面公開方針は、情報公開に対する政権の積極姿勢をアピールする狙いがありそうだ。 予算委で首相は「国民に開かれた政権の姿をつくり出していかねばならない」と強調。一方で「当然、すぐに公開することは必ずしも適当ではない」と指摘し、具体的な公開時期については慎重に検討する姿勢を示した。 民主党の喜納昌吉氏への答弁。 【共同通信】
|