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【プロ野球】

ハム稲葉が連発で快勝 交流戦のパ上位独占決める

2010年6月16日 紙面から

◇日本ハム10−2ヤクルト

 豪快に決めた。日本ハムは17安打で10得点の荒稼ぎ。先発の増井がわずか11球で緊急降板するアクシデントを補う圧勝を決めた。交流戦成績は12勝10敗1引き分けとなり4年連続の勝ち越しと6位以上が確定。パ6球団が上位を独占するという“珍事”も交流戦実施6年目で初めて確定した。

 「勝ち越し? そりゃあ、うれしいけど」と語る梨田監督。でも、顔に浮かぶのは苦笑い。「ウチがパでは一番下のチームなんでね。ウチだけ勝ち越しならいいんだけど…」。複雑な心境は隠せなかった。

 白星への導火線は頼れる主将の稲葉の連弾だった。1回に左翼席へ流し打ちの11号ソロを放ったかと思うと、3回にもバックスクリーン左へ2打席連続の12号ソロ。かつての庭・神宮での連発で打線を鼓舞した。

 「たまたまですよ」と最初は謙遜(けんそん)していた稲葉。でも、偽らざる本音がつい口を突く。「何とか(ヤクルト戦の)4連敗を避けたかったんで、よかったです」。さすがにホッとした表情。おそらく、北の闘士は全員、同じ気持ちでいることだろう。

 16日は名古屋に乗り込んで締めの中日戦。落合竜には今季3連勝。相性がいいだけに、最終戦に向けたボルテージは上がる。「勝って締めたい? それは当然」と言い切る梨田監督。竜倒でリーグ戦へのはずみをつける。

  (川越亮太)

 

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